春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

HP:yokokoga.com

庭梅・・・・青いリンゴ味?

2014年06月27日 | 工房の庭


春に、淡いピンクの花を咲かせる庭梅の実。
コロコロとした小さな果実が、緑の中で可愛らしい。

色は、真っ赤に熟したトマト色。
お味は、甘酸っぱくて、渋みのないグミのよう・・・
あぁ、でも、庭のサクランボと似ている気もします。

「まだ青いリンゴの味」と言うのは母で、譲りません。
どれもピンとこないけれど、食べられる実なのが楽しい木。






手のひらにのるくらいの収穫しかないので
お味見だけして、この実は採らずに眺めています。


帯2本目

2014年06月26日 | 手仕事

新柄の帯の一本目は、残念なことに織り傷入って傷物です。

四本織る予定の帯でしたので、残った糸は帯三本分。
三本織れるかどうか分かりませんけど
今度は織り傷をつけずに、しっかりきっちり織り上げます。

まずは二本目の管巻きから♪

縁起木

2014年06月26日 | 工房の庭


催事が始まる前に咲き始めた南天の花も、もう終わり。
満開を見ずに終わってしまったせいか、茶色く残った花が寂しい感じ。





南天の花。
近くで見ると、こんなに可愛らしい花が咲いています。

南天(ナンテン)
「難を転じる」に通ずることから、千両と同じく縁起の良い木。
我が家の庭にもたくさんあります。

子供の頃は、何でこんな地味でつまらない木が
家のあっちこっちにあるのかと不思議でしたけど
多分祖父が、魔除けや火災よけにと植えたんだと思います。
古い家の古い庭なので・・・。

南天には、魔除けの他、薬効、殺菌、防腐効果があると聞きます。
母が子供の頃、いつも首に南天の枝をさげていた男の子がいたそうです。
何事もないようにと、お家の方が持たせていたんでしょうね。


赤い実のつく冬。
お腹をすかせた目白やヒヨドリがやってきます。
鳥たちにとっては、何もない冬の庭の最後のご馳走です。



奇妙な花

2014年06月25日 | 工房の庭


冬に赤い実をつける千両の花。
小さな花は、クリーム色というのか黄緑色。
緑に埋もれて目立たないのは、色のせいだけではないみたい。





花と言うには、不思議な形。

奇妙ではあるけど、面白くって
可愛くはないけど、気になる花。





千両(センリョウ)
花言葉には、利益、裕福、富、富貴財産、恵まれた才能などなど
名前にぴったりな言葉が並びます。

「難を転じる」と言われる南天と同じく
千両も縁起が良いといわれる縁起木です。

冬、赤い実をつければお正月。
花が咲いたら、一年の半分が過ぎ、後半に入ったというお知らせ。

大事に過ごそう。

女性伝統工芸士展終了

2014年06月24日 | イベントのお知らせ
第18回女性伝統工芸士展が無事に終了致しました。
たくさんのご来場、ありがとうございました。

今回の催事は、アクロス20周年記念ということもあって
長年続けて来られたベテランの先輩方20名の他に、若手7名
(九谷焼、信楽焼、有田焼、高取焼、日本刺繍、芝山細工と博多織)も参加させて頂きました。
いつもとは違う、女性だけという慣れない催事でしたけれど
会場全体の温かな雰囲気と参加者にまで行き届いたサポートは、女性ならではこそ。
本当に、今までにない経験でした。
学びあり、気づきあり、発見ありの6日間。
ありがとうございました。


豆がま口

2014年06月17日 | 手織りの小物



手織の帯地で作った豆がま口。
こうやって見ると、けっこう可愛い。
500円玉が綺麗に入る大きさです。




明日、18日から始まる「第18回女性伝統工芸士展」
会場内の「ふるさと体験コーナー」では
絵付け、アクセサリー、日本刺繍、刺し子、箸置き、鏡、木葉書などなど
日替わりで様々な伝統工芸を体感、楽しんで頂けます。(有料)

博多織体験コーナーでは、こちらの「豆がま口」を作ります♪(¥1000)
是非お立ち寄り下さい。

詳しくは、こちら

※お問合せは、アクロス福岡 文化観光情報広場




帯の一本目

2014年06月16日 | 手仕事
帯の一本目が織り上がりました。
昨日と今日で、黙々織って仕上げた帯です。

妖しげな柄。
帯の裏側を見ながら織っているので、こんな感じに見えてます。

機から下ろして、広げて、ため息。
織りはじめ2、3尺あたりに、小さな織り傷。

残念だけど、気づけなかったんじゃ私の失敗。
気を取り直して、残り三本、きっちり綺麗に今度こそっ。




癇癪

2014年06月15日 | 手仕事
5尺ほど織ったところで、織り間違いに気づいて
すっかりパニック。

慌てず、落着いて対処すれば
多分、そんなに苦労せず直せたはずなのに
明日までに・・・と焦っていたせいで頭が混乱。

自分が手先から織っているのか、太鼓から織っているのかすら
分からなくなるほどの混乱ぶり。

何もかも分からなくなって、時間だけが過ぎていくので
終いには癇癪起こして半泣き状態。
それでも何とかしなきゃと、あーだこーだと必死です。

あれこれやって、一時間半。
気を取り直して織ってみれば、ちゃんと織れるからおかしなこと。

落着いてさえいれば、それほど時間を掛けずに直せたはずなのに・・・と
悔しいやら恥ずかしいやら、情けないやら。
でも、それに浸ってもいられないので、深呼吸して織りなおし。

癇癪まわして、一人で半泣き?
あんまり久しぶりなので、自分でも笑ってしまいました。

明日は、焦らず、じっくり、コツコツと。
織機と仲良く頑張ります。



帯一本目、スタートです

2014年06月14日 | 手仕事
今日は、新しい紋紙での試し織り。

最初の試し織りから二週間。
柄の雰囲気、すっかり変わって
明日より本番、スタートです。

明後日までに一本、いけるかな・・・?










6月博多座大歌舞伎

2014年06月13日 | 手仕事
 6月博多座大歌舞伎。
 歌舞伎を観るのは、2年ぶりくらいです。

 今回は、歌舞伎や文楽がお好きという
 大阪のお客様からの嬉しいご招待。
 
 役者さんの息づかいがわかるような良いお席で
 目の前の役者さんに、私の方がドキドキするほど。
 とても楽しく、素敵な時間でした。

 夜の部には「鯉つかみ」というお薦めがあるそうで
 見所などを教えて頂きました。
 
 「鯉つかみ」
 片岡愛之助 宙乗りならびに本水にて立廻り相つとめ申し候

 面白そうです。 




 元気をたくさん頂いたところで
 ちょうど新しい帯の紋紙ができあがってきました。

 明日から織りに入ります。
 催事までに、帯一本♪

 

 

博多織 帯地の小物

2014年06月12日 | 手織りの小物
お洒落ではないけれど、シンプルで使い勝手の良いものが好き。
複雑で、凝ったものは作れないので、今度もポーチ。




 帯地のポーチ。
 ポーチは全て、このサイズです。
 自分自身が一番使いやすいサイズで、たっぷりめ。
 
 タテ12㎝ ヨコ17㎝
 





 献上柄のポーチは、淡い色合い。

 博多織の手織となると
 生地が厚地でしっかりしているので
 小物を作るのは、ちょっと大変。
 でも、できあがりに触ると、「やっぱりいい生地。」と
 改めて、手織の帯地に感心します。
 
 手織の風合いそのままのポーチです。




 

 ちょっと形を変えて、四角いポーチ。
 旅先で使いやすい形なので、一個だけ作ってみました。



 
 内側の生地は、色々です。
 無地のものから、柄物、紬と色々あります。



第18回女性伝統工芸士展 ご案内

2014年06月10日 | イベントのお知らせ


第18回 女性伝統工芸士展 ~未来を担う女性作家と共に~

女性伝統工芸士・作家による作品を展示する「女性伝統工芸士展」
18回目を迎える今年は、12都府県・22工芸品・27名の作品が集まります。

各作家さんの小物も揃う会場では、制作実演や体験も。
女性ならではの作品の数々、是非ご覧下さい。

<アクロス福岡・会場ご案内>
交流ギャラリー・・・・・女性伝統工芸士の匠の技
匠ギャラリー・・・・・・若手作家による新たな作品
メッセージホワイエ(2階)・・・・・各出品者の壁掛け作品を展示
コミュニケーションエリア(1階)・・展示会の歩みを当時の写真やチラシでご紹介

※詳しくはアクロス福岡 こちらまで


<制作実演・ふるさと体験コーナーのご案内>


  


  ※博多織りの体験コーナー(匠ギャラリー)では
   手織りの帯地を使って、「豆がま口」を作ります。









もっとたくましく

2014年06月09日 | 工房の庭


ラベンダー。
小さな花が、一つ二つと咲き出す頃が可愛らしい。





たくましく、野太い感じのラベンダーより
繊細で、たおやかな感じのラベンダーが好き・・・と
色々試して、「これっ!」というのを育てていた母。

でも、さすがに今年の花は、ひ弱過ぎ。
少しの風で、ブンブンと頭を揺らすか弱さです。

頼りなげな感じが、可愛いくもあるけれど
もう少したくましくなければ
我が家の庭では、生きていけません。

頑張れっ。





今年の梅で美味しいものを♪

2014年06月08日 | 工房の庭
庭の梅で、梅酒、梅味噌、梅ジュースと、梅ジャム作り。
梅干しは、昨年漬けたのが、まだまだあるので、今年は漬けず来年に。



  まずは、梅酒。
  アルコールをあまり飲まない妹が
  美味しいと言って、一日一杯は飲む梅酒。
  甘さ控えめ。
  私も好きです。





  3、4年くらい前から作り始めた、梅味噌。
  甘さを控えて食べやすく。
  酢味噌の代りや、和え物などなど、結構色々使えます。
  大根の葉も、刻んで和えれば美味しい一品。
  






  簡単で美味しい梅ジュース。
  できあがると、あっと言う間になくなります。






  酸味の効いた梅ジャム。
  我が家で作るのは初めてです。
  パンにつけて食べるよりも、アイスやヨーグルトにかけたり
  料理に使う方が良いみたい。
  冬場は、ホットで梅ジャムティー♪


ジャムは、早速。
あとは、美味しくなるのを待つだけです。



父の生け花、梅の実ちぎり

2014年06月07日 | 工房の庭


梅の実ちぎり。

去年は、老木の梅の木から20kg、若い梅の木からは40kg!という大収穫。
今年は少なく、2本合わせて10kgくらい。





去年より少ないけれど、今年はわりと大きな実。

早速、梅酒、梅ジュース、梅ジャム
和えて美味しい梅味噌作り。
美味しくできますように♪





父の作品。
実のなる木や、気に入った枝ぶりの木があると
バッサリ切って、床の間に飾ります。

美的センスはなくても、気持ちはあって、草木に優しい。
「ちょっと来てん。いいから見てみ。」と
花を生けると、ちょっと自慢気。
嬉しそうに家族を呼びます。

今回は、梅の木。
でも、飾っておくわけにはいかないから
とりあえず見てから、梅はちぎってリカーの中へ。

せめてもと、写真を撮って載せました。