NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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「それでも夜は明ける」

2014年03月24日 | 洋画

~あきらめない~

2013年  アメリカ映画   PG12指定  (2014.03.07公開)
配給:GAGA        上映時間:134分
監督:スティーヴ・マックィーン
製作:ブラッド・ピット/デデ・ガードナー/ジェレミー・クライナー/ビル・ポーラッド
     スティーヴ・マックィーン/アーノン・ミルチャン/アンソニー・カタガス
脚本:ジョン・リドリー
衣装デザイン:パトリシア・ノリス
音楽:ハンス・ジマー
出演:キウェテル・イジョフォー/マイケル・ファスベンダー/ベネディクト・カンバーバッチ
    ポール・ダノ/ポール・ジアマッティ/ルピタ・ニョンゴ/サラ・ポールソン
    ブラッド・ピット/アルフレ・ウッダード/タラン・キラム/スクート・マクネイリー
    ギャレット・ディラハント/ロブ・スタインバーグ

<見どころ>
奴隷制度がはびこっていたアメリカを舞台に、自由の身でありながら拉致され、南部の
綿花農園で12年間も奴隷生活を強いられた黒人男性の実話を映画化した伝記ドラマ。
主人公が体験した壮絶な奴隷生活の行方、そして絶望に打ち勝つ希望を描き出す。
監督は『SHAME -シェイム-』のスティーヴ・マックィーン、黒人男性を『2012』などの
キウェテル・イジョフォーが演じる。共演には、マイケル・ファスベンダー、
ベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットら豪華キャストがそろう。

<ストーリー>
1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた
黒人音楽家ソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、ある日突然拉致され、奴隷として
南部の綿花農園に売られてしまう。狂信的な選民主義者エップス(マイケル・ファスベンダー)
ら白人たちの非道な仕打ちに虐げられながらも、彼は自身の尊厳を守り続ける。
やがて12年の歳月が流れ、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス
(ブラッド・ピット)と出会い……。

<感想>
公開早々に観に行ったんですが、すっかりUPするのが遅くなっちゃった・・・。


実話をベースにした、アメリカのダークな部分を映し出した作品。
ここ数年、「ジャンゴ」「リンカーン」「大統領の涙」と奴隷制度を扱った作品が多いですね。

 
この作品でアカデミー助演女優賞を獲得した、ルピタ・ニョンゴの演技は素晴らしかったです。
あと、マイケル・ファスベンダーの演技も素晴らしい。憎々しい役を実に巧く演じていました。

 
ベネディクト・カンバーバッチは、意外にいい人役&思ってたより出番少なっ!
ブラッド・ピットは、この映画の製作者の一人でもあるのね。出番少ないが
おいしい役どころに感じてしまいました(笑)
彼の「自分がかわいい」というセリフは、案外この映画の本質をついていると感じたなぁ・・・。

邦題の「それでも夜は明ける」から見ると、もっと感動作なのかと思ったら感動とは程遠い。
自由黒人なのに、12年も奴隷を強いられてしまったわけだが、そんな風に陥れたのも
白人、そして助けたのも白人。なんだかやりきれない気持ちになっちゃいます。
しかし、人を物としか見れなくなると、人はあそこまで酷い扱いが出来るのか?

アメリカの闇の歴史を、正面から捉えた作品で、今年度アカデミー作品賞を
獲得したのは納得できたが、主人公だけ助かっただけで、あとは何の解決も
していない現実は、やっぱり辛いものがあり、夜明けはまだまだ遠いぞと思いました。
なので、日本語タイトルは、ちょっと合わないような気がしましたね。

考えさせられる映画で、観ておくべき作品だが、もう1回観ようとは思わないです。。。。。

点数:8点  (10点中)


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2 コメント

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“疵”~ (cyaz)
2014-03-25 08:21:40
NAOさん、おはようございます^^

アメリカの“黒人問題”はその歴史からぬぐえないものなのでしょうが、
やはり島国日本人にはなかなか理解できないものです。
ただ、過酷でヒドい差別があったことは少しは理解できますが、
それがテーマになると、少しだけ心の中で引いてしまう部分も存在します。
どこにだって、誰にだって、様々な歴史に“疵”を残しているのに・・・。
返信する
cyazさんへ (NAO)
2014-03-25 23:18:09
こんばんは~cyazさん♪

>やはり島国日本人にはなかなか理解できないものです。

同感です。 いろんなシーンがありましたが、うーん・・・と
どう言っていいのかわからないことが多々ありましたね。
ルピタ・ニョンゴの演技は圧巻でした。
オスカー獲ったのも納得かな♪
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