~夫が王になった時、2人の運命が狂いだす~
2015年 イギリス/アメリカ/フランス合作 PG12指定 (2016.05.13公開)
配給:吉本興業 上映時間:1時間53分
監督:ジャスティン・カーゼル
原作:ウィリアム・シェイクスピア
美術:フィオナ・クロンビー
衣装:ジャクリーン・デュラン
音楽:ジェド・カーゼル
出演:マイケル・ファスベンダー/マリオン・コティヤール/デヴィッド・シューリス
パディ・コンシダイン/ショーン・ハリス/ジャック・レイナー
<見どころ>
シェイクスピアによる四大悲劇の一つである戯曲を、マイケル・ファスベンダーと
マリオン・コティヤールらの共演で描くドラマ。中世のスコットランドで、欲望と野心に
燃える戦士マクベスとその妻の生涯を映す。メガホンを取るのは、
『スノータウン』のジャスティン・カーゼル。共演には、『華麗なるギャツビー』などの
エリザベス・デビッキ、『NY心霊捜査官』などのショーン・ハリスなど。圧倒的な
スケールと繊細な描写や、マイケルとマリオンたちの熱演が見どころ。
<ストーリー>
中世のスコットランド。マクベス将軍(マイケル・ファスベンダー)は、ダンカン王
(デヴィッド・シューリス)に仕えていたが、戦いで勝利を収めた際に「マクベスは
領主になり、王になるだろう」という魔女の予言を聞く。そのときコーダーの領主
が死亡し、マクベスを領主にする勅命が下る。王座への欲望が少しずつ心に
広がっていくマクベスに、妻(マリオン・コティヤール)は……。
<感想>
シェイクスピアの超有名な戯曲を映画化。
話の内容はシンプルなんだけど、シェイクスピア独特の言い回しが難しくて
時々、睡魔に襲われましたわ
それにしても、予言を真に受ける妻も妻だが、それにそそのかされた夫もどうなの?
王になっても、所詮王の器じゃないから、自爆みたいになっちゃうし。
舞台で見るならやはりこれは面白いが、映画にしちゃうとエンターテイメント性が乏しく
なっちゃう。舞台に忠実にしなくても良かったんじゃあないかな?とは個人的感想。
そういや黒澤監督作品で、マクベスをモチーフにした「蜘蛛巣城」がありましたっけ・・・・。
あれは、すごくエンタメ性あって良かったんですけどね。
演出の仕方でいかようにも変わるのかもしれないが、やっぱりこれは舞台向きかも。
点数:6点 (10点中)
舞台とは全然違って、「マクベスの心象風景を中心に描いてるから
まぁある意味 映画っぽいちゃあ映画っぽいけど...」って。
「へぇ~~ じゃあ、マクベス夫人 手を洗わないの?」って聞いたら、
「洗わない」との返事。
なるほどねぇ~~ と思いました。
心象風景が多く、この点で好みがわかれるかと思います。
シェイクスピアものは、「リア王」ぐらいしか
しっかり読んでないので、これを機会にちょっと読んでみようかな?^^;