夢千夜 1000dreams

漱石「夢十夜」へ挑戦する

866夜

2008-09-30 17:17:58 | Weblog
大学の大講堂、私は壇上に立ち、巨大な机を前にして講義している。席は階段状になっていて数百人の人が詰まっている。若い女から中年の男まで様々な人たちがいる。私は言う。「キムタクと松登(まつのぼり)と大塚範一が全裸で並んでいたとき、あなたならどの人の横に全裸で寝るだろうか」。松登は昔の相撲取りで中年の男にしかわからないだろうと思うが、言ってしまったものは仕方がない。一人の男が「大塚範一」と答える。私は「それはあなたが大塚範一の友達だからであって、多くの人はキムタクを選ぶ」と言う。「大塚範一と答えた男も反論しないところを見ると納得したようだ。「男というものはそれほど外面的価値が重要であって、・・・・」と私は講義を続けていく。皆真剣に聞いている。

865夜

2008-09-29 12:59:49 | Weblog
木の床。天井は低い。幼稚園の内部といった感じである。数十人の人が輪になってぐるぐる回っている。そして指名された人が輪の外に出て行って、何かひとこと言う。皆ちょっと気の利いたことを言って輪になっている人も微笑を浮かべる。どうせ自分は指名されないだろうと安心していたところに、なぜか私が指名される。私は困惑し、思わず「釜めしのほうがうまいと思います」と言う。なぜ自分がそんなことを言ったのか、私にはまったくわからない。私は今まで釜めしを食べたこともない。輪の中の人は初めは少し「何言ってんだ、こいつ」という顔を見せるが、すぐに私に微笑を返してくれる。

864夜

2008-09-15 09:37:50 | Weblog
うまいフェラチオである。女の顔を見ていると、頬からときどき私の鬼頭の部分が飛び出して見える。錯覚かと思うが、じっと見ているとやはり飛び出している。女の頬に穴が開いているようにも見えない。おかしなものだと思う。

863夜

2008-09-14 08:28:55 | Weblog
入口のドアの覗き穴から外を覗くと、ガードマンのロボットがこちらを覗いている。R2D2の身長を伸ばしたような形のロボットだ。このアパートはロボットをガードマンに使っていて常に巡回している。ロボットは私を確認すると異常者発見の赤ランプを光らせ、鉄のドアを破って部屋の中に入ってくる。そして逃げる私を捕獲すると「あ、・・さんでしたか。失礼しました」と言って、窓から飛び出す。ロボットの全身には、使命を果たせなかった恥じらい、困惑、申し訳なさといった人間臭いものがあらわれていた。

862夜

2008-09-08 13:02:07 | Weblog
黒い大型の犬。種類はわからない。胴体の一方の横にもう一つの顔が突き出している。顔の前半分がお腹からもっこり突き出している感じである。その二つの顔が両方とも精一杯吠え叫んでいる。そんな犬が数十頭私の横を駆け抜けていった。私に害を加えるつもりはないらしいが、向こうに群れの敵が待っているらしい。