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「超訳 ニーチェの言葉」という本はとてもオススメ!

2012年09月28日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

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 ドイツの哲学者ニーチェは、1844年生まれで1900年まで生き、24歳でスイスのバーゼル大学教授となりますが、教職にあったのはわずか10年ほどで、その後は病気療養のためにヨーロッパ各地を旅しながら独特の著述と思索を続けたようです。

 特にこの世における真理、善、道徳こそ大切だと強く唱えたようです。

 また、ニーチェの著作の中で有名なのは「ツァラトゥストラはかく語りき」で、この名前と同じ曲は、映画「2001年宇宙の旅」のテーマソングでもあります。

「超訳 ニーチェの言葉」という本は、その様々なニーチェの著作の中から、現代人にも役立つ言葉を選んだものです。

 ニーチェといえば言葉が難しいのではないかと思いましたが、この本では平易な言葉で1ページごとに232項目に分けて分かりやすく書いてあるので安心です。一家に一冊いかがでしょうか?

とてもオススメな本です!

なお、「超訳 ニーチェの言葉」を読んだきっかけは、以前このブログで紹介した「心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣(長谷部 誠)」に紹介されていたためです。そちらも良かったらどうぞ読んでみてください。

 以下はこの本のポイント等です。

・誰だって、他人から自分がどう思われているか知りたいものだ。よく思われていたいし、少しは立派だと思われたいものだし、大切な人間の部類に入れてほしいものだ。だからといって、自分への評価を気にするばかりに、聞き耳を立てるのはよくない。なぜなら、人間というのは間違った評価をされるのがふつうのことだからだ。自分が思うように、自分が望むように評価してくれることなんかほとんどない。そういうのとはぜんぜん違う評価をされてるのがまったくふつうだからだ。だから、腹を立てないためには、自分の評判や評価など気にしてはいけない。他人がどう思っているかなんてことに関心を向けては絶対にいけない。そうでないと、本当は嫌われているのに、部長だの社長だの先生だのと呼ばれることに一種の快感や安心を覚えるような人間になってしまう。

・どんな人にも一芸がある。その一芸は、その人だけのものだ。それを早くから知っていて、充分に生かして成功する人もいる。自分の一芸、自分の本領が何であるか、わからないままの人もいる。それを自分の力のみで見出す人もいる。世間の反応を見ながら、自分の本領が何だろうかと模索し続ける人もいる。いずれにしても、くじけず、たくましく、果敢に挑戦を続けていけば、自分の一芸がわかってくるはずだ。

・不機嫌になる大きな理由の一つは、自分のなしたこと、自分の産んだことが人の役に立っていないと感じることだ。だから、不機嫌な老人がいる。一方で輝く青春のまっただ中にいる若い人たちが不機嫌なのは、自分が社会の中で生産的な存在になることがまだなかなか難しいからでもある。したがって、いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。そのことで自分という存在の意味が実感され、これが純粋な喜びになる。

・一日のよいスタートで始めたいと思うなら、目覚めたときに、この一日のあいだに少なくとも一人の人に、少なくとも一つの喜びを与えてあげられないだろうかと思案することだ。その喜びは、ささやかなものでもかまわない。そうして、なんとかこの考えが実現するように努めて一日を送ることだ。この習慣を多くの人が身につければ、自分だけが得をしたいという祈りよりも、ずっと早く世の中を変えていくことだろう。

・知らない土地で漫然と行程を消化することだけが旅行だと考える人がいる。買い物だけをして帰ってくるのが旅行だと思っている人もいる。旅行先のエキゾチックさを眺めるのをおもしろがる旅行者もいる。旅行先での出会いや体験を楽しみにする旅行者もいる。一方、旅行先での観察や体験をそのままにせず、これからの自分の仕事や生活の中に生かして豊かになっていく人もいる。人生という旅路においてもそれは同じだ。そのつどそのつどの体験や見聞をそのとき限りの記念品にしてしまえば、実人生は決まりきった事柄の繰り返しになってしまう。そうではなく、何事も明日からの毎日に活用し、自分を常に切り開いていく姿勢を持つことが、この人生を最高に旅することになるのだ。

・今のこの人生を、もう一度そっくりそのまま繰り返してもかまわないという生き方をしてみろ。

・脱皮しない蛇は破滅する。人間もまったく同じだ。古い考えの皮をいつまでもかぶっていれば、やがて内側から腐っていき、成長することなどできないどころか、死んでしまう。常に新しく生きていくために、わたしたちは考えを新陳代謝させていかなくてはならないのだ。

・いつものように毅然としていられなくなったら、疲れている証拠だ。疲れていると、わたしたちはため息をつき、愚痴を口にし、後悔を口にし、ぐるぐると似たようなことを考え、そのうち憂鬱なことや暗いことが頭の中を勝手に動き回るようになる。それは毒を吸うようなことだから、疲れたと感じたら、考えることをやめ、休んだり寝たりするに限る。そして、また毅然として活動できるように明日に向かって備えよう。

・自分自身と友人に対しては、いつも誠実であれ。敵に対しては勇気を持て。敗者に対しては、寛容さを持て。その他あらゆる場合については、常に礼儀を保て。

・自分の本業の仕事に力をそそぎ、充分に成果を得ている人は、同じような仕事をする人や商売がたきに対しては寛容で、理解ある広い態度を示すものだ。しかし、自分の仕事を充分になしきってない人、お金目当てだけで渋々働いているような人は、商売がたきに対してあらぬ恨みや憎しみを抱く。同じように、自分の人生をまともに生きていない人は、他人に憎悪を抱くことが多い。

・天高くそびえようとする樹木。そういう木々が成長するために、ひどい嵐や荒れる天候なしにすますことができるだろうか。稲が実るために、豪雨や強い陽射しや台風や稲妻はまったく必要ないのだろうか。人士の中でのさまざまな悪や毒。それらはないほうがましで、ないほうが人は健全に強く育つのだろうか。憎悪、嫉妬、我執、不信、冷淡、貪欲、暴力。あるいは、あらゆる意味での不利な条件、多くの障がい。これらはたいていうとましく、悩みの種になるものだが、まったくないほうが人は強い人間になれるのだろうか。いや、それら悪や毒こそが、人に克服する機会と力を与え、人がこの世を生きていくために強くしてくれるものなのだ。

・雑踏の中へ入れ。人の輪の中へ行け。みんながいる場所へ向かえ。みんなの中で、大勢の人の中で、きみはもっとなめらかな人間になり、きっちりとした新しい人間になれるだろう。孤独でいるのはよくない。孤独はきみをだらしなくしてしまう。孤独は人間を腐らせてだめにしてしまう。さあ、部屋を出て、街へでかけよう。

・愛するとは、若く美しい者を好んで手に入れたがったり、すぐれた者をなんとか自分のものにしようとしたり、自分の影響下に置こうとすることではない。愛するとはまた、自分と似たような者を探したり、嗅ぎ分けたりすることでもないし、自分を好む者を好んで受け入れることでもない。愛するとは、自分とはまったく正反対に生きている者を、その状態のままに喜ぶことだ。自分とは逆の感性を持っている人をも、その感性のままに喜ぶことだ。愛を使って二人のちがいを埋めたり、どちらかを引っ込めさせるのではなく、両者のちがいのままに喜ぶのが愛することなのだ。

・古代ギリシアがあれほど高度な文化を保ち、長い間にわたって繁栄したのは、外国の文化と教養をすべて吸収したあげく、さらに発展させからだ。その土台は、豊かな学習だった。模倣のための学習ではなく、外国文化を教養として自分たちの栄養とするための学習だった。それは今の時代にも通じることで、抜け目のない利潤追求のみの経済活動だけが繁栄と発展への道ではないのだ。

・きちんと考える人になりたいのであれば、最低でも次の3条件が必要になる。人づきあいをすること。書物を読むこと。情熱を持つこと。これらのうちのどの一つを欠いても、まともに考えることなどできないのだから。

・理想を捨てるな。自分の魂の中にいる英雄を捨てるな。誰でも高みを目指している。理想や夢を持っている。それが過去のことだったと、青春の頃だったと、なつかしむようになってはいけない。今でも自分を高くすることをあきらめてはならない。いつのまにか理想や夢を捨ててしまったりすると、理想や夢を口にする他人や若者を嘲笑する心根を持つようになってしまう。心がそねみや嫉妬だけに染まり、濁ってしまう。向上する力や克己心もまた、一緒に捨て去られてしまう。よく生きるために、自分を侮蔑しないためにも、理想や夢を決して捨ててはならない。

・「どこから来たか」ではなく、「どこへ行くか」が最も重要で価値あることだ。栄誉は、その点から与えられる。どんな将来を目指しているのか。今を越えて、どこまで高くへ行こうとするのか。どの道を切り拓き、何を創造していこうとするのか。過去にしがみついたり、下にいる人間と見比べて自分をほめたりするな。夢を楽しそうに語るだけで何もしなかったり、そこそこの現状に満足してとまどったりするな。絶えず進め。より遠くへ。より高みを目指せ。

<目次>
Ⅰ己について
001 初めの一歩は自分への尊敬から
002 自分の評判など気にするな
003 一日の終わりに反省しない
004 疲れたらたっぷり眠れ
005 自分を現す3つの形
006 誰にも一芸がある
007 自分の主人となれ
008 自分の「なぜ」を知れば道が見える
009 自分の行為は世界に響いている
010 自分を知ることから始めよう
011 自分は常に新しくなっていく
012 自分を遠くから見てみる
013 信頼が欲しければ行動で示せ
014 解釈のジレンマ
015 自分自身を見つけたい人に
016 いつも機嫌よく生きるコツ
017 注目されたいのに注目されない理由
018 好奇心に振り回されない
019 恐怖心は自分の中から生まれる
020 「~のために」行うことをやめる
021 努力を続ける
022 友人を求める前に自分自身を愛する
023 自分の家を建てる場所は
024 無限の豊かさは自分にある
Ⅱ喜について
025 喜び方がまだ足りに
026 満足が贅沢
027 朝起きたら考えること
028 誰もが喜べる喜びを
029 仕事はよいことだ
030 一緒に生きていくこと
031 楽しんで学ぶ
032 人を喜ばせると自分も喜べる
033 心にはいつも喜びを
034 この瞬間を楽しもう
035 精神が高まるほど繊細なものを喜べる
Ⅲ生について
036 始めるから始まる
037 人生を最高に旅せよ
038 生に強く向かうものを選べ
039 高まるために捨てる
040 少しの悔いもない生き方を
041 断言すると賛同してくれる
042 安易な人生を送りたいなら
043 脱皮して生きていく
044 職業がくれる一つの恵み
045 計画は実行しながら練り直せ
046 生活を重んじる
047 子供に清潔観念を与える
048 生活をデザインする
049 所有欲に征服されるな
050 目標にとらわれすぎて人生を失うな
051 いつかは死ぬのだから
052 人間であることの宿命
Ⅳ心について
053 軽やかな心を持つ
054 心に光があるから希望の光がわかる
055 風景が心に与えるもの
056 日々の歴史をつくる
057 視点を変えたり、逆手いとったりする
058 心の生活習慣を変える
059 平等の欲望
060 長所の陰に隠されているもの
061 勝利に偶然はない
062 おじけづいたら負ける
063 心は態度に現れている
064 事実が見えていない
065 反対する人の心理
066 永遠の敵
067 虚栄心の狡獪さ
068 魂が贅沢の水を好む
069 飽きるのは自分の成長が止まっているから
070 活発だからこそ退屈を感じる
071 疲れたと感じたら、考えない、思わない
072 快・不快は考え方から生まれる
073 なぜ自由な人はスマートか
074 精神の自由をつかむためには
Ⅴ友について
075 友人をつくる方法
076 友人と話そう
077 4つの徳を持て
078 親友関係が成り立つとき
079 信頼関係があれば、べたべたしなくていい
080 自分を成長させる交際を求める
081 土足で入る人とはつきあわない
082 必要な鈍さ
083 同類からのみ理解される
084 友情の才能が良い結婚を呼ぶ
Ⅵ世について
085 世間を超えて生きる
086 安定志向が人と組織を腐らせる
087 あらゆる人から好かれなくていい
088 自分の生きた意見を持つ
089 見かけにだまされない
090 責める人はみずからをあらわにする
091 つまらないことに苦しまない
092 多くの人の判断に惑わされない
093 人が認める理由
094 二種類の支配
095 批判という風を入れよ
096 組織をはみだす人
097 規則は多くを変える
098 料理と力
099 悪人には自己愛が足りない
100 攻撃する者の内的理由
101 つごうのいい解釈
102 狐よりもずるいのは
103 ニセ教師の教えること
104 危険なとき
105 悦楽をどこに探すのか
106 政治家に気をつけろ
107 贈り物はほどほどに
108 ニセの決断
109 借りたものは多く返す
110 だまされた人の悲しみ
111 勢力者と権力者の実態
Ⅶ人について
112 心理を考えて伝える
113 人のことをあれこれ考えすぎない
114 人間の自然性を侮蔑しない
115 人間の2タイプ
116 偉人は変人かもしれない
117 真に独創的な人物とは
118 カリスマ性の技術
119 体験だけでは足りない
120 勝つなら圧倒的に勝て
121 自分の弱さと欠点を知っておく
122 約束の本当の姿
123 勝手に行為の大小を決めつけない
124 人生を行くときの手すり
125 夢に責任を取る勇気を
126 切れ者でありながら鈍くさくあれ
127 自分の人柄を語るな
128 人の欲しがるもの
129 笑い方に人間性が表れる
130 早すぎる成功は危険だ
131 まともに生きていない人の心理
132 自己コントロールは自由にできる
133 小心者は危ない
134 人をはずかしめることは悪だ
135 持論に固執するほど反対される
136 お喋りな人は隠している
137 テクニック以前の問題
138 強くなるための悪や毒
139 エゴイストの判断には根拠がない
140 怠惰から生まれる信念
141 人の高さを見る眼を
142 多く持ちたがる人々
143 女の大胆さ
144 短気は人生を厄介なものにする
145 待たせるのは不道徳
146 意外な礼儀
147 善悪判断のエゴイズム
148 街へ出よう
149 所有の奴隷
150 危険に見えることには挑みやすい
Ⅷ愛について
151 そのままの相手を愛する
152 愛の病には
153 愛をも学んでいく
154 愛し方は変わっていく
155 愛は雨のように降る
156 愛の眼と求め
157 新しく何か始めるコツ
158 愛が働く場所
159 愛の成長に体を合わせる
160 ずっと愛せるか
161 恋人が欲しいと思っているのなら
162 男たちから魅力的と思われたいなら
163 結婚するかどうか迷っているなら
164 より多くの愛を欲しがるうぬぼれ
165 夢の実現に責任を持て
166 女を捨てた女
167 愛は喜びの橋
168 女の愛の中に含まれる愛
169 愛と尊敬は同時にはもらえない
170 愛は赦す
171 真実の愛に満ちた行為は意識されない
172 最大のうぬぼれ
173 愛することを忘れると
174 愛する人は成長する
175 愛する人の眼が見るもの
Ⅸ知について
176 本能という知性が命を救う
177 本質を見分ける
178 視点を変える
179 人間的な善と悪
180 勉強はよく生きることの土台となる
181 心理の論拠
182 本を読んでも
183 読むべき書物
184 施設や道具からは文化は生まれない
185 古典を読む利益
186 真の教育者は解放する
187 繁栄のヒント
188 物事の完成まで待つ忍耐を持つ
189 理想への道筋を見つける
190 学ぶ意志のある人は退屈を感じない
191 力を入れすぎない
192 プロフェッショナルになりたいなら
193 後始末を忘れない
194 求めるものはここにある
195 最短の道は現実が教えてくれる
196 離れて初めて把握できる
197 自分の哲学を持つな
198 きみの精神はどのレベルか
199 賢さを見せつける必要はない
200 自分に才能を与える
201 徹底的に体験しよう
202 考えは言葉の質と量で決まる
203 遠くから振り返れ
204 冷静さには二種類ある
205 賢さは顔と体に表れる
206 話し合いの効用
207 心をもっと大きくする
208 原因と結果の間にあるもの
209 合理性で判断しない
210 独創的になるためには
211 低い視点から眺めてみる
212 現実と本質の両方を見る
213 よく考えるために
214 表現は素直に
Ⅹ美について
215 理想や夢を捨てない
216 自分の中にある高い自己
217 若い人たちへ
218 絶えず進んでいく
219 対比によって輝かせる
220 美しく見る眼を持つ
221 きょう持を持て
222 自分の眼で見よう
223 木に習う
224 自然のやさしさ
225 献身は目に見えないこともある
226 偉大なる労働者
227 人を育てるには拒絶しないこと
228 老練の域に達した技
229 知的で美しい人を探すなら
230 感覚を愛しなさい
231 良いことへの道
232 自分しか証人のない試練

面白かった本まとめ(2012年上半期)

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