<日曜は出産・育児のおはなし>
天才の創りかた
0歳から3歳までの間に脳は急激に成長し、前頭前野の神経細胞もその間にものすごく大きく成長することから人の脳という器の大部分を決めるのは乳幼児の時期ではないかと考えられ、その時期に親がどう育てたかということがその人の人生を大きく決めてしまう可能性があるようです。 天才を創るための具体的なポイントは以下のとおりとのことです。
・夜は明かりを消し、昼は太陽の日差しを浴びることができる環境で育てる。
・できるかぎり母乳で育てる
・赤ん坊が起きているときには、父母(もしくは、それにかわる肉親)がたくさん語りかけ、体に触れ、刻々と変わる赤ん坊の表情やしぐさを真似てみせ、赤ん坊が自分たちのしぐさや発声を真似たら心から喜んでみせる。
・言葉をまねることができるようになったら、たくさんの言葉を聞かせ、覚えさせ、外に連れ出し言葉の意味や概念を体得させる。
・実体験の中で、数の存在に気づかせ、数をいっしょに数えることで数の概念を覚えさせる。
・たくさん本を読み聞かせる
・文字を読めるようになったら、読み聞かせはやめて、たくさん本を読ませる。
・同時に計算問題もどんどん解かせる。
・学校教育での読み書き計算の繰り返し練習の不足を補うために、家庭でも学習を行わせる。特に読書を通した、読みのトレーニングに重点を置く。
・これらは両親(もしくは、それにかわる肉親)の手によって行う必要がある。だから、仕事を持つものは、仕事の量を極端に減らし、もしくは仕事をやめるくらいの覚悟で、赤ん坊と向き合わなくてはいけない。
反対にその時期に避けた方がよい刺激はメディアとの接触で、テレビやビデオや脳発達を阻害しているようです。
というのは、テレビはリラックスして楽しむために作られているから、テレビを見ているときの脳活動を測定すると、前頭前野の血流がすーっと低下している状態のため、脳発達を阻害しているようです。
また、「創造力をたくましく鍛えるために、音読や単純計算でトレーニング」が必要とのことです。
神戸の岸本裕史先生が編み出し、陰山英男先生が開花させた「百マス計算」も、基礎基本の繰り返しトレーニングが結果としてこどもたちの応用力を含めて能力を伸ばしていくというもののようで、筆者の脳科学者として発したメッセージとぴったりと符合したようです。
あくまで応用力を発揮するためには、基礎基本のトレーニングが必要だということ。基礎基本のトレーニングをしないで応用する経験をさせても、応用力は絶対つかないということです。
それから、痴呆症の方へ音読や計算トレーニングを行うことによって、痴呆の程度が軽くなったり、髪の毛が黒くなったり黒い髪の毛が生えてきたりと脳だけでなく体も若返るようです。
ただ2年半の実験で、脳機能の低下を防ぐことはできるようですが、残念ながらボケる前までの状態には戻すことはできないようです。
目次
はじめに
第一章 天才の創りかた
1 天才は遺伝ではない
「天才」とは何か
IQで頭の良さは計れない
脳力は遺伝では決まらない
カギを握る前頭前野
【機能別脳内マップ】
2 創造は「左脳」から生まれる
右脳左脳の迷信
「右脳」や「左脳」は鍛えられない
「ネコはしご」の創造
創造力の源泉は言葉の力である
【ヒトはいつ、どうやって言葉を覚えるのか】
【なぜ脳の中の活動がわかるのか】
【前頭前野のテスト】
第二章 創造力を鍛える
1 脳は鍛えることができるか
「秀才の閃き」とは何か
脳トレは可能か
仮説の誕生
ゆるがない事実
仮説を証明する闘い
証明のためのタフな条件
脳は鍛えることができる
「若返り」の奇跡
世界初!痴呆治療の成功---「学習療法」
2 老いても脳は進化する
痴呆予防
前頭前野を鍛える
「内的」な刺激という特効薬
老いに逆らう方法
【脳神経細胞とは】
3 創造力は「読書」が生み出す
創造力を育てる必要条件と十分条件
スポーツの天才
「読書」という卓越した精神活動
スピードという武器
2分間でテストスコアを20%上げる方法
「編み物」「アカペラ」「りんごの皮むき」
文明の発達が人を退化させる
第三章 潜在能力を発揮する
1 コミュニケーションと能力
心のやりとり
極度に緊張すると脳機能は沈黙する
家族とのコミュニケーション
「ウソをつく」という「高度な」活動
目を見て話すと脳が働く
2 恋愛と脳
モテる脳力
なぜセックスをするのか
3 脳が一番働く環境
脳が冴えている時間
記憶のコツ
集中力
酒と脳
4 不可欠な休息
睡眠と脳
癒される感覚
ゲームは有益か否か
終章 魅惑の脳
脳をコンピュータに移植する
心は脳にある
スウェーデンからの朗報
心を解明する糸口
脳科学が向かう未来
あとがき
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<今日の独り言>
駅で別れるときに「バイバイ!」というと14ヶ月の息子が初めて手を振ってくれました!!感動です。でもそのあと、寂しかったようで少し泣いたようです。泣かせる話です。
天才の創りかた
0歳から3歳までの間に脳は急激に成長し、前頭前野の神経細胞もその間にものすごく大きく成長することから人の脳という器の大部分を決めるのは乳幼児の時期ではないかと考えられ、その時期に親がどう育てたかということがその人の人生を大きく決めてしまう可能性があるようです。 天才を創るための具体的なポイントは以下のとおりとのことです。
・夜は明かりを消し、昼は太陽の日差しを浴びることができる環境で育てる。
・できるかぎり母乳で育てる
・赤ん坊が起きているときには、父母(もしくは、それにかわる肉親)がたくさん語りかけ、体に触れ、刻々と変わる赤ん坊の表情やしぐさを真似てみせ、赤ん坊が自分たちのしぐさや発声を真似たら心から喜んでみせる。
・言葉をまねることができるようになったら、たくさんの言葉を聞かせ、覚えさせ、外に連れ出し言葉の意味や概念を体得させる。
・実体験の中で、数の存在に気づかせ、数をいっしょに数えることで数の概念を覚えさせる。
・たくさん本を読み聞かせる
・文字を読めるようになったら、読み聞かせはやめて、たくさん本を読ませる。
・同時に計算問題もどんどん解かせる。
・学校教育での読み書き計算の繰り返し練習の不足を補うために、家庭でも学習を行わせる。特に読書を通した、読みのトレーニングに重点を置く。
・これらは両親(もしくは、それにかわる肉親)の手によって行う必要がある。だから、仕事を持つものは、仕事の量を極端に減らし、もしくは仕事をやめるくらいの覚悟で、赤ん坊と向き合わなくてはいけない。
反対にその時期に避けた方がよい刺激はメディアとの接触で、テレビやビデオや脳発達を阻害しているようです。
というのは、テレビはリラックスして楽しむために作られているから、テレビを見ているときの脳活動を測定すると、前頭前野の血流がすーっと低下している状態のため、脳発達を阻害しているようです。
また、「創造力をたくましく鍛えるために、音読や単純計算でトレーニング」が必要とのことです。
神戸の岸本裕史先生が編み出し、陰山英男先生が開花させた「百マス計算」も、基礎基本の繰り返しトレーニングが結果としてこどもたちの応用力を含めて能力を伸ばしていくというもののようで、筆者の脳科学者として発したメッセージとぴったりと符合したようです。
あくまで応用力を発揮するためには、基礎基本のトレーニングが必要だということ。基礎基本のトレーニングをしないで応用する経験をさせても、応用力は絶対つかないということです。
それから、痴呆症の方へ音読や計算トレーニングを行うことによって、痴呆の程度が軽くなったり、髪の毛が黒くなったり黒い髪の毛が生えてきたりと脳だけでなく体も若返るようです。
ただ2年半の実験で、脳機能の低下を防ぐことはできるようですが、残念ながらボケる前までの状態には戻すことはできないようです。
目次
はじめに
第一章 天才の創りかた
1 天才は遺伝ではない
「天才」とは何か
IQで頭の良さは計れない
脳力は遺伝では決まらない
カギを握る前頭前野
【機能別脳内マップ】
2 創造は「左脳」から生まれる
右脳左脳の迷信
「右脳」や「左脳」は鍛えられない
「ネコはしご」の創造
創造力の源泉は言葉の力である
【ヒトはいつ、どうやって言葉を覚えるのか】
【なぜ脳の中の活動がわかるのか】
【前頭前野のテスト】
第二章 創造力を鍛える
1 脳は鍛えることができるか
「秀才の閃き」とは何か
脳トレは可能か
仮説の誕生
ゆるがない事実
仮説を証明する闘い
証明のためのタフな条件
脳は鍛えることができる
「若返り」の奇跡
世界初!痴呆治療の成功---「学習療法」
2 老いても脳は進化する
痴呆予防
前頭前野を鍛える
「内的」な刺激という特効薬
老いに逆らう方法
【脳神経細胞とは】
3 創造力は「読書」が生み出す
創造力を育てる必要条件と十分条件
スポーツの天才
「読書」という卓越した精神活動
スピードという武器
2分間でテストスコアを20%上げる方法
「編み物」「アカペラ」「りんごの皮むき」
文明の発達が人を退化させる
第三章 潜在能力を発揮する
1 コミュニケーションと能力
心のやりとり
極度に緊張すると脳機能は沈黙する
家族とのコミュニケーション
「ウソをつく」という「高度な」活動
目を見て話すと脳が働く
2 恋愛と脳
モテる脳力
なぜセックスをするのか
3 脳が一番働く環境
脳が冴えている時間
記憶のコツ
集中力
酒と脳
4 不可欠な休息
睡眠と脳
癒される感覚
ゲームは有益か否か
終章 魅惑の脳
脳をコンピュータに移植する
心は脳にある
スウェーデンからの朗報
心を解明する糸口
脳科学が向かう未来
あとがき
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<今日の独り言>
駅で別れるときに「バイバイ!」というと14ヶ月の息子が初めて手を振ってくれました!!感動です。でもそのあと、寂しかったようで少し泣いたようです。泣かせる話です。