9月を迎えても、【新涼】という感じの日々にならない今年の秋です。
【新涼】という季語は爽やかさを感じて、私の好きな季語の一つです
新涼や 白きてのひら あしのうら 川端茅舎
新涼の 風を誘へる 水の音 稲畑汀子
新涼や ポプラ並木の 丈揃ふ 檜 紀代
新涼や 朝顔とみに 花多く 高浜年尾
新涼や 目覚めて けふのくらしあり 田口泡水
新涼や 朝日刺し初む 空の張り 小松志づ子
新涼の 雲美しや 夜明け前 お粗末様
それでも、この頃(9/6)は朝、晩は風の涼しさを感ずるようになってきました。【秋】が感ぜられる日の来るのも、もう間近でしょうね。。。
【別件追記】
①先日のことになるのですが、8/26に【ライトシンフォニックコンサート〜大人の贅沢〜】 というタイトルで、ザ・シンフォニーホールにて、大阪交響楽団の公演がありました。 指揮は藤野浩一さん、布施明さんはゲスト出演でしたね。ファンの皆様は関西の方々を中心に多くの方が参加されたようでした。ところで、藤野浩一さんのホームページに、藤野さんからのメッセージが掲載されていましたので、ご紹介します。もう皆さまは、とっくの昔に、ご存知のこととは、思いますが。。。
全文は【ここ】
(前略)
【ご来場下さいまして有難うございました。方や説明する言葉が見当たらない程のシンガー・ソングライター、布施明さん。方やアメリカの名門ビッグバンドを渡り歩いてきた、名トランペット奏者のエリック・ミヤシロ。正に日本の至宝と言うべき二人の登場を目の当たりにして頂きました。
布施さんとお会いする時には今でも大変緊張しますし、心づもりとでも言うのでしょうか、メンタルの準備運動が必要な程です。それは布施さんの持つ音楽の深さはもちろん、素晴らしく博学な知識を持っておられることを知っているがゆえに、自然と自分の体が怖気づいてしまうからなのです。もちろんいつも優しく接してくださいますし、それが私の表情をも解きほぐしてくれるのですが、本心は「全てを見透かされている」そんな気持ちで一杯なのです。ステージ上からアラウンド80と仰っていましたが、一体どこにこんな、??歳のシンガーが居るでしょうか? ステージ上の近いところから、そのモンスターの生声を聞けることの幸せを皆さんに分けて上げたい!!。
(後略)
何か、嬉しくなって、紹介させて頂きました
ああ、それから、どこかで、仕入れた情報なのですが、布施さんのコンサートでバックバンドをいつも務めておられるギターの小堀浩さんも、この公演に、ご参加だったのですね。【シクラメン】が演奏されていたようですから、当然と言えば当然ですね
②久しぶりに、9/5のam2:00から、偶然、【深夜便】が聞けました。ルチアーノ・パヴァロッテイの特集をしていました。【ここ】に曲目紹介があります。中学校の音楽の時間に習った懐かしいカンツオーネの楽曲の数々に、いつもは、子守歌代わりに聞くのが常の、このラジオ番組なのに、この時ばかりは益々目がさえてしまい、眠れなくなってしまいました。笑 その時、流れた【カタリ・カタリ(つれない心)】は布施さんに歌ってほしい楽曲だなあと、ふと、思ったのでした。(調べていたら、美空ひばりさんも、歌っているのが見つかりました。日本語の歌詞で歌っています。[ここ] 日本語の訳詞は徳永政太郎 ) 又、2012年に発表になった、クラシック曲を集めた布施さんのアルバムの中に収められている楽曲【nessun dorma"誰も寝てはならぬ”】やパヴァロッテイがフランクシナトラと共に歌っている【my way】が聞けたのは、大いなる喜びでした。パヴァロッティは2007年9月6日に71歳で亡くなっていたのですね。(合掌)いくら偉大な歌手でも、亡くなってしまえば、【無】になるのです。布施さんには体調管理をしっかりしていただき、100歳まで歌ってほしいものと、強く思ったことでした。布施さんは人相学上から見ると、長寿の相ですから、大丈夫とは思います、が、健康第一で、無理をせず、楽しく頑張って、演奏活動を続けていただきたいと、深く思った夜でした。