小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

映画『男はつらいよ 奮闘篇』1971年 / NHK BS

2024年03月27日 | 映画
左から太田花子(榊原るみ)、ラーメン屋( 柳家小さん)、車寅次郎(渥美清)


あらすじ(抜粋)
集団就職で雪国から上京しようとする若者を寅次郎が励ますというドキュメンタリー風の映像で始まる。

 一年ほど前の「近々嫁をもらう」という便りを元に、寅次郎の産みの親・お菊(ミヤコ蝶々)がとらやを訪ねてきた。ふらりと寅次郎本人も帰ってくるが、お菊は「相変わらず独り身で迷惑ばかりかけている」とだらしない生活振りに怒り始める。さくらは、寅次郎の態度に怒りつつも、多少の問題のある女性であっても嫁に来てもらえるだけでありがたく思わなければならないほどの出来損ないと寅次郎を否定するお菊の言葉に対しては、猛然と抗議する。お菊は、そんな寅次郎への愛情に満ちたさくらの態度に涙ぐむ。
  
          (中  略)

 数日後、寅次郎から、とらやに速達が届く。「花子も元気にしていたし、俺はもう用のない人間だ」といった遺書とも取れる文面に、とらや一家は嫌な予感を覚え、さくらは発信元の驫木に向かう。そこで、福士先生と、先生の学校でアルバイト職員の用務員として働き元気に過ごす花子に会う。福士先生から寅次郎が訪ねてきた時の様子を聞き、「花子ちゃんの元気な姿見て納得いったんじゃないの」と、とらやに報告するほどの感触はあったものの、まだ不安がよぎる。しかし次の瞬間、あるバス停で乗客や女性車掌に親しげに話しかける寅次郎の姿が見える。「(俺が)死ぬわけねーよな」と満面の笑みを浮かべる寅次郎であった。~ウイキペディア

キャスト
車寅次郎(演 - 渥美清)、さくら(演 - 倍賞千恵子)、太田花子(演 - 榊原るみ~青森県西津軽郡鰺ヶ沢町驫木から静岡県の紡績工場や、バー店に勤めていた。)、冬子(演 - 光本幸子~御前さまのお嬢さん。第1作『男はつらいよ』のマドンナ。)、菊(演 - ミヤコ蝶々~寅さんの実母。)、福士先生(演 - 田中邦衛~花子の生活指導をしている青森の田野沢小学校教師。)、巡査(演 - 犬塚弘~花子を保護した沼津駅前交番の警察官。)、ラーメン屋(演 - 柳家小さん~沼津駅近く、来々軒の主人。)、諏訪博(演 - 前田吟)、おばちゃん・車つね~演 - 三崎千恵子)、梅太郎社長~演 - 太宰久雄)、源公(演 - 佐藤蛾次郎)、おじちゃん(車竜造~演 - 森川信)、御前さま(演 - 笠智衆)

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 確か2007年頃、毎週土曜日に『男はつらいよ』シリーズはNHKでテレビ放映していたと思ったが、この第7作も全く知りませんね。ここのところ山田洋次監督の名脚本には感心しきっています。私は九州から集団就職で関西に来たわけではないが、私の年老いた両親が末っ子の私を想っていた気持ちも映像を観ながら今頃、投影されたりもした。私は今、渇き目を改善する目薬もさしてはいるが、年齢のせいかテレビドラマ等でもやたらと涙目になる(笑)。

 以前、山田洋次監督の映画を観て、その関連記事を読んでいたら吉永小百合さんだったか、監督の自筆で直接、出演依頼の手紙を貰ったと書いてあったが、上記のキャストにも書かれたのかな~なんて想像していた。今の私からはとても豪華なキャストに思える。この作品も観客動員:92万6000人、配給収入:2億5000万円というから古典の名作と言えるだろう。私がまだ全く興味を持っていなかった24歳の時の映画だ。




映画『男はつらいよ』(第7作)予告編映像
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2 コメント

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Unknown (ごーさん)
2024-03-28 11:39:01
寅次郎の映画はたくさん観てきたのですがシリーズが多くて『男はつらいよ 奮闘篇』は観ていないです。
女性に振られて寂しく旅に出る寅次郎可愛そうですが、
風来坊の男についてくる女性はそんなにいてないと思うと納得です。
ごーさんへ (小父さん)
2024-03-28 15:06:07
>女性に振られて寂しく旅に出る寅次郎可愛そうですが、・・・

この作品も前回の『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』もそのようなパターンではないですよ。

この作品は花子(榊原るみ)は、普通の女の子より、やや頭が弱い(軽度の知的障害者)ことに気が付いた寅次郎がとことん親切にしてあげていたら、ついには「とらちゃんの嫁コになりたい」と言う。

そこで寅も「俺が一生面倒見るからよ」と本気になったんだが、寅次郎が不在の折に、花子の小学校時代の教師をしていた福士先生(田中邦衛)が身元引受人として、とらやを訪れ、愛情あふれる態度で花子を連れて津軽へ帰ってしまう。

寅には失恋感情みたいなものは働いて、津軽まで様子を見に行って安心するが、とらや一家は自殺でもしたら大変だと勘違いして、妹も花子も津軽まで出向くんです。

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