安倍晋三の歴史認識お友達籾井NHK会長は政府御用報道機関意志丸出し、その追従精神は放送人の資格なし

2015-02-19 07:29:23 | 政治




      『生活の党と山本太郎となかまたち』PR

       《2月16日「労働者を犠牲にした企業の発展はあってはならない」主濱副代表》    
       
      こんにちは、生活の党と山本太郎となかまたちです。

      濱了副代表、玉城デニー幹事長は2月16日、国会内で連合の神津里季生事務局長、高橋睦子副事務
      局長から当面の経済運営および予算編成等に関する要請を受け、意見交換をしました。双方は安
      倍政権による労働法制の改悪、格差是正策の欠落について見解が一致し、今後連携を深めていくこ
      とを確認しました。

 籾井NHK会長が2月18日(2015年)、1月策定の2015年度~2017年度3カ年経営計画の説明のために民主党の総務・内閣部門会議に出席したところ、人事政策や過去の自身の発言についての質問が相次ぎ、時折、激しい遣り取りとなり、そこで再び問題発言が飛び出したという。

 問題発言のみを取り上げてみる。

 「The Huffington Post」によると、〈従軍慰安婦問題をめぐる政府見解と番組作りについて、「河野談話」や「村山談話」を日本政府の公式見解と認めた〉とした上で、「FNN」は次の発言を伝えている。

 籾井NHK会長「今のところはいい。将来のことはわからない。政権が変わって、その人が、村山談話はもう要らないと言うかもしれない」

 この発言は同じく問題となった今年2015年2月5日の定例会見の定例会見のときの発言と対応するものであろう。

 記者「去年、朝日新聞の誤報問題で従軍慰安婦が脚光を浴びたが、従軍慰安婦問題を戦後70年の節目で取り上げる可能性は」

 籾井勝人NHK会長「なかなか難しい質問ですが、やはり従軍慰安婦の問題というのは正式に政府のスタンスというのがよくまだ見えませんよね。そういう意味において、やはり今これを取り上げてですね、我々が放送するということが本当に妥当かどうかということは本当に慎重に考えなければいけないと思っております。そういう意味で本当に夏にかけてどういう政府のきちっとした方針が分かるのか、この辺がポイントだろうと思います」

 両方共放送は政権の歴史認識次第で決めていくという姿勢を示している。

 また、このような姿勢は昨年の2014年2月5日の定例会見での発言と相呼応している。

 記者「尖閣諸島などの領土問題について、国内番組で日本の立場を伝えたほうがいいという考えか」

 籾井NHK会長「日本の明確な領土ですから、これを国民にきちっと理解してもらう必要がある。今までの放送で十分かどうかは検証したい」

 記者国際放送では日本の立場を政府見解そのままに伝えるつもりか。

 籾井NHK会長「国際放送は国内とは違う。領土問題については、明確に日本の立場を主張するのは当然のこと。政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」(asahi.com)  

 勿論、NHKは、どの放送局も同じだが、政府の立場は「政府の立場は」と断りを入れて伝えるだろう。だが、「政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」追従精神をNHKの姿勢としていることからの情報伝達では決してない。

 当然、籾井会長自身が政府に対するそういった追従精神を自身の姿勢としていることになり、言葉となって口をついて出たと見なければならない。

 この追従精神が2月18日の民主党の総務・内閣部門会議でも自ずと発揮されることになった。

 「政権が変わって、その人が、村山談話はもう要らないと言うかもしれない」

 政権が要らないということになったら、放送はしないということである。そしてもし別の政権となって、要るということになったら、再び放送するということである。

 いわば政府の御用通りに応じる。戦前、政府の御用通りに応じた記事を書く新聞のことを御用新聞と言った。自らの表現の自由を投げ捨て、自身の思想・信条の信念を持たなくなった新聞のことである。

 すべての新聞が御用新聞に成り下がった。

 戦後70年を経て、自らの表現の自由に無関心で、自身の思想・信条の信念を持つことに無知な人間がNHKという報道機関のトップの座に座って、トップの力で政府の御用通りに応じる自らの“スタンス”を組織に対してもトップの御用通りに応じさせる意志を露わにしている。

 御用新聞ならぬ御用報道機関に成り下がろうとしている。戦後70年、民主主義に成熟してもいい時期に来ていることに反して御用報道機関の出現の危機を迎えていると言い替えることもできる。 

 歴史認識お友達である安倍晋三という歴史修正主義者の再びの登場に決して無縁ではあるまい。

 自らの表現の自由を堅持する自覚も意志も持たず、思想・信条の信念を高々と掲げる放送人としての使命感を歌うことを忘れた人間に放送人としての資格は全くない。

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