しましまのドレミ・カフェ

家のしつらい、音楽、おいしいもの、庭遊び
日々のくらしを綴ります
よろしければお立ち寄り下さい

青と白の思い出

2020-08-25 17:55:00 | 旅行



暑いから、麻の八分袖トップスを着ようかと思い、上下ともベージュコーデにしたら、やっぱり地味💦


夏の名残りの気分で、青と白の海みたいなネックレスを出してきた。


すごく派手に見えるけど、ほとんど木でできているので、とても軽い。


数年前にローマに滞在した時、テルミニ駅にあるモールで買った思い出のもの。

といっても全然高いものではなく、2、3千円くらいだったかな。とても安かったのだ。



今はどこにも行けないから、旅の好きな自分は寂しい。


それなら、旅先で買った思い出のものを出してきて身につけたり、食卓で使ったらどうだろう。楽しいのではないか。と思いついた。


それぞれを買った時のことを思い出す。
こんな感じの店で、時間は何時頃で、季節は夏とか、あるいは凍るように寒かった、とか。


天気。着ていたもの。いろいろ思い出す。


お店の人と(片言で)しゃべったこと。


その国その国でいろいろあるし、同じ国でも時間を経たら(体制や経済が変わったら)、また様子も変わるだろう。


これを買ったときは母が施設に入ったばかりで、母に青くてよく光るネックレスを買って、ついでに自分用にも買ったのだった。

ついでに買ってよかった。

数年してから、こんな風に思い出せるのだから。



今日もとても暑くて、実は首の後ろにこのネックレスが当たるだけでも、すごく暑く感じた。

快適に過ごせた、と言うわけにはいかなかったが、大切な気づきを与えてくれたことには感謝している。


また何か出してきて使おうっと💕




全く別の話。
うちのすぐ近所で、あるお宅を数日前から壊していた。

私がお嫁に来たときは、既にあった家。

家の壁一面にツタが這わせてあって、独特の雰囲気があった。

高齢の夫婦お二人で仲良く暮らしていらしたが、夫が亡くなり、一年経つかどうかで妻も亡くなった。子どもさんはなく、親戚も関東しかいないと聞いた。それで手放すことにされたのかもしれない。


雰囲気のある家がなくなり、外構も、鬱蒼と茂っていた木も、全部なくなった。今は土が見えているだけだ。


そんなに親しかったわけではなく、挨拶する程度の顔見知りに過ぎない。
しかし、家はなくなっても、夫婦の顔や佇まいは、この先もずっと心に残っているような気がしている。


人間って、そういうものではないかと思う。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする