もうDLCの新規配信もなくなったし、すでに遠い過去のソフトになっている人も多いだろうが、僕は昨日クリアしたので感想をば。一応ネタバレ含む。
あまりの一本道加減がクソすぎた前作と比べると、少なくともその点は大幅に改善した。いくらでも寄り道できるし、フィールド自体も歩ける場所が増えた(気がする)。
それによって「やらされてる感」も減ったのだが、こちらは多少減っただけ。なぜかっつーとストーリー進行が強引だから。過去と未来を行き来するというものすごいことをやってるのに、主人公たちも周囲のキャラもあっさり受け入れてるし。オーパーツが生まれる原理とかもよくわからんし。危機が迫っているはずなのに、街の人々はごく普通に暮らしてるし。
まあそういう枝葉はどうでもいいんだが、ようするに脳内戦争になってるってこと。主人公たちだけで納得して完結していて、その世界の一般市民には一切影響を及ぼさない物語。しょっちゅうモノローグが挟まれるのもその象徴だと思う。どうもこの手の話は視野が狭くて魅力を感じないんだわ。
でもストーリーはこういうものなんだと思い込んで納得することはできる。我慢ならないのは戦闘がクソつまらんところ。キャラのカスタマイズ要素の少なさ、エフェクトのしょぼさ、戦闘中の選択肢の少なさ、戦闘が終わったら勝手に治るステータス・・・ダメ要素をあげたらきりないわ。武器を変えても色しか変わらないし、コスチュームは有料だし(水着は買ったけどね)、アクセサリーの効果は16%と66%とかみみっちいし、モンスターは色違いばっかりだし・・・あ、同じパターンの繰り返しになってきた。
強力な技を覚えた、武器を手に入れた、敵の弱点を見つけた、とかのRPGならではの楽しさが全くないんだわ。はっきり言うが、このシステムを作った人はセンスがないと思う。
攻略サイトのやりこんでる人を見ると、こういうやり方があったのかという発見は確かにある。でも普通のプレイヤーはそこまでやらないっつーの。そういう「発見」は普通にプレイしてる中で自然に見つかるものじゃないと。なんか同じことばっかり言ってるが、FF7のシステムはつくづくよくできてたよなあ。決して「昔はよかった論」じゃないぞ。まさか今作と同じ人がかかわってないだろうな・・・
隠しEDまで見たが、DLCのライトニングのは見てない。600円払う価値のある内容なのか? というか価値があるならあるで、それを有料配信するのは問題だが。それじゃパッケージソフトは未完成品だ。