たまにはまじめな話。
近年の世界中の異常気象(とされるもの)の原因がほんとうに温暖化にあるのかどうかはわからないけど、ニュース等では直結する問題であるとして温暖化がよく取り上げられるようになったのは事実。地球規模の気候変動が数年間のうちに起こるというのはウソっぽい気がするものの、環境に目が行くようになったのは悪いことじゃない。
で、温暖化の原因としてもっとも重大ですばやい解決が望まれると個人的に思っているのが世界の人口爆発。でもTVの特集番組などでは人口爆発が原因であるとはしても、具体的に対策を提言したりするのは見たことがない。やっぱり公共の電波で「世界の人口を減らそう!」とはいえないのか?
TVじゃいえないっていう点に見られるように、まず立ちふさがるのが倫理と宗教問題。これらを乗り越えられるなら世界中から戦争を一掃できるんじゃないかってくらいの壁。あとは経済。人口=国力、発言力という考えがあるうちは無理。
それらの解決は不可能だから科学力で解決するべきとかいう意見があったけど、そんなタワゴトはないでしょ。そりゃ科学に期待はするけど、じゃあいつまでほっとくの? 100億? 200億? 地球が支えられなくなったら火星やスペースコロニーに送り出すの? そんな技術(だけに絞っても)が、実際に地球が支えられなくなる人口に到達するまでに実現されるとは思えない。
問題の本質はそこにあって、いったいどこまで増やすんだと。いくら農地を開拓しても食糧供給には限界があり、それ以上人口を増やすのは絶対に無理。もちろん良好な環境を保つ限界はもっとずっと手前にあるはずで、その人口を超えてはならない。増えれば増えるほど減らすのは難しくなる。だから一日でも早く始めなくちゃならないんじゃないか。倫理も宗教も経済も人を生かすためにあるのであって、そのために人減らしをはじめないのは本末転倒。
じゃ、具体的な方策は・・・というと当然ながら難しい。まずひとついえるのは、出生率の高い貧しい国の対策が重要。出生率の高さは貧しさゆえであるわけだけど、人が増えるほど手当てが行き届かなくなるのも事実。ここはもう、極端に出産を制限して、その分手当てを厚くするしかないのでは。子どもの生存率を高め、子どもが一人でも(いなくても)自身の老後に不安がないようにする。極論のようだけど、子どものいない家への保障は先進国での人減らしにも必要なこと。
これを言うとやっぱり倫理的な問題にあたるわけだけど、じゃあこのまま無制限に援助を続けて得るものは何だと。人口が増える→資源が高騰→援助額が減るという連鎖に陥るのは目に見えていて、その先は共倒れしかない。保障を厚くすることで一時は支出が増えても、将来のためにはより良い策なのではないか。
先進国、特に日本で出生率が下がっているのは、資源の乏しい狭い国土でこれ以上人口が増えたらまずい、という生物としての本能じゃないかとすら思ってる。「本能に従って生きろ」なんて安っぽいCMみたいなことを実行したら世の中大変なことになるわけで、常に本能を抑制しなけりゃ生きていけないけど、この問題はそうもいってられない。出生率の低下が本能ならここは従うべきじゃないかと。
100年後に平均気温が何度上昇する、というのは問題の一部に過ぎない。人間の活動の結果として温暖化するわけで、それまでに食糧をはじめさまざまな資源を食いつぶすはず。そちらのほうがもっと直近で深刻な問題では。世界の人口を支えきれず、食糧をめぐって戦争になりかねない・・・けど人口が減っていいか、という発想は情けない。
ふう・・・久々に長文。でもまだ書いてないことがあるような。
近年の世界中の異常気象(とされるもの)の原因がほんとうに温暖化にあるのかどうかはわからないけど、ニュース等では直結する問題であるとして温暖化がよく取り上げられるようになったのは事実。地球規模の気候変動が数年間のうちに起こるというのはウソっぽい気がするものの、環境に目が行くようになったのは悪いことじゃない。
で、温暖化の原因としてもっとも重大ですばやい解決が望まれると個人的に思っているのが世界の人口爆発。でもTVの特集番組などでは人口爆発が原因であるとはしても、具体的に対策を提言したりするのは見たことがない。やっぱり公共の電波で「世界の人口を減らそう!」とはいえないのか?
TVじゃいえないっていう点に見られるように、まず立ちふさがるのが倫理と宗教問題。これらを乗り越えられるなら世界中から戦争を一掃できるんじゃないかってくらいの壁。あとは経済。人口=国力、発言力という考えがあるうちは無理。
それらの解決は不可能だから科学力で解決するべきとかいう意見があったけど、そんなタワゴトはないでしょ。そりゃ科学に期待はするけど、じゃあいつまでほっとくの? 100億? 200億? 地球が支えられなくなったら火星やスペースコロニーに送り出すの? そんな技術(だけに絞っても)が、実際に地球が支えられなくなる人口に到達するまでに実現されるとは思えない。
問題の本質はそこにあって、いったいどこまで増やすんだと。いくら農地を開拓しても食糧供給には限界があり、それ以上人口を増やすのは絶対に無理。もちろん良好な環境を保つ限界はもっとずっと手前にあるはずで、その人口を超えてはならない。増えれば増えるほど減らすのは難しくなる。だから一日でも早く始めなくちゃならないんじゃないか。倫理も宗教も経済も人を生かすためにあるのであって、そのために人減らしをはじめないのは本末転倒。
じゃ、具体的な方策は・・・というと当然ながら難しい。まずひとついえるのは、出生率の高い貧しい国の対策が重要。出生率の高さは貧しさゆえであるわけだけど、人が増えるほど手当てが行き届かなくなるのも事実。ここはもう、極端に出産を制限して、その分手当てを厚くするしかないのでは。子どもの生存率を高め、子どもが一人でも(いなくても)自身の老後に不安がないようにする。極論のようだけど、子どものいない家への保障は先進国での人減らしにも必要なこと。
これを言うとやっぱり倫理的な問題にあたるわけだけど、じゃあこのまま無制限に援助を続けて得るものは何だと。人口が増える→資源が高騰→援助額が減るという連鎖に陥るのは目に見えていて、その先は共倒れしかない。保障を厚くすることで一時は支出が増えても、将来のためにはより良い策なのではないか。
先進国、特に日本で出生率が下がっているのは、資源の乏しい狭い国土でこれ以上人口が増えたらまずい、という生物としての本能じゃないかとすら思ってる。「本能に従って生きろ」なんて安っぽいCMみたいなことを実行したら世の中大変なことになるわけで、常に本能を抑制しなけりゃ生きていけないけど、この問題はそうもいってられない。出生率の低下が本能ならここは従うべきじゃないかと。
100年後に平均気温が何度上昇する、というのは問題の一部に過ぎない。人間の活動の結果として温暖化するわけで、それまでに食糧をはじめさまざまな資源を食いつぶすはず。そちらのほうがもっと直近で深刻な問題では。世界の人口を支えきれず、食糧をめぐって戦争になりかねない・・・けど人口が減っていいか、という発想は情けない。
ふう・・・久々に長文。でもまだ書いてないことがあるような。