だいぶ前に買った、レーベル名もよくわからない1200円のクラシックCDのシリーズの1枚。アヴェ・マリア、あるいはマリアとか聖母とかを含むタイトルの曲ばかり集めたCD。
この手のCDはかなり持ってるけど、どれも似たような選曲なんですね。そのなかでこのアルバムはかなり独特です。アヴェ・マリアといったらほとんどグノー、せいぜいシューベルトですが、同タイトルのものだけでもブルックナー、モーツァルトのも入ってます。グノー、シューベルトはコーラス有り無しの2バージョン入ってて、とくにこのシューベルトのコーラス無し(バイオリンがメイン)がトラウマになるくらい素晴らしい。指揮者なりオケなりの聞き比べをするほど深いクラシックファンじゃないですが、バイオリンのちょっとかすれがちに聞こえる音色が切なくて良。この収録曲を聴いて曲自体が(他のアレンジも含めて)好きになりました。あとブリテン(誰?イギリス?)の「聖母賛歌」も神秘的ないい曲です。僕のようなにわかファンにはあまり聴く機会のない曲。
もっと知る人ぞ知る名曲があると思うんですけどね。このCDみたいに聴いたことなかったけど好きな感じの曲が何曲も入ってるのは、なかなかないです。