明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

加山又造展

2017年08月30日 | Weblog

横浜高島屋で開催されている

加山又造展に行って来ました。

    

チラシです。

 

展示は、第1章動物~西欧との対話

      第2章伝統の発見

      第3章生命賛歌

      第4章伝統への回帰

の順に展示され、加山又造が西欧の絵画から

影響を受けた時代から、日本の伝統的絵画を

新しい技法で作成するに至った

過程がよく解ります。

 

絵葉書を買いましたのでアップします。

     

『紅白梅』 1965年の作品です。

おや、どこかで見たことがあります。

そうだ、これだ。

     

国宝・尾形光琳の紅白梅図の切手です。

原画は、熱海のMOA美術館にあります。

 

加山又造は、この絵からヒントを得て描いたと思います。

波の書き方のなどは、尾形光琳の波からヒントを得たのでしょうか?

後世、この波の形が加山又造の特徴になっているような気がします。

 

     

こちらは、『淡月』と題する桜の屏風絵です。

1996年の作品です。

アップしたこの絵は、

絵葉書ですから縮小されていますが、

実物は大きく美しい絵ですした。

 

加山又造が原画を描いた切手があります。

     

こちらは、21世紀最初の切手『インターネット博覧会記念』の切手です。

「新世紀出発の年」を記念して加山又造がタンチョウズルの羽ばたく

様子を描きました。

タンチョウズルの背景の波模様は、銀色で印刷されています。

この波模様は、加山又造の特徴を表わしていると思いました。

まさに新世紀を記念する第1号にふさわしい重みのある切手です。

 

郵政省は、省庁再編成で総務省となるため、

この切手が、郵政省が発行する最後の切手となりました。

この切手を最後に、印判も「大蔵省印刷局」から

「財務省印刷局」に変わりました。

現在の印判は「国立印刷局」ですね。

 

加山又造のデザインする切手が、もう1枚あります。

     

「わたしの愛唱歌シリーズ」第8集『川の流れのように』の切手です。

ご存じ美空ひばりの代表曲です。

原画は加山又造によるもので、雪景色の中をゆるやかにおだやかに

流れる川の風景が描かれています。

平成11年発行ですから、加山又造がご存命中にオリジナルで

描いたものでしょうか。

 

切手図を拡大してみると…。

     

筆致が加山又造の特徴をよく表しています。

 

切手のデザインは、錚々たる画家が携わっています。

小さな切手の画面にも美術的な趣があり、

切手で美術鑑賞ができますね。

 

                        

展覧会を見終わってから

同じフロアーで開催されている神奈川物産販売を見学。

秦野のピーナッツ煎餅と、メロンパンを買いました。

そして、お腹がすきましたので、

高島屋レストランでこれを食べました。

     

高島屋カレー。

お肉やお野菜がたくさん入っていて、

昔の高島屋食堂と同じ味がしましたよ。

 

ご一緒してくださったYUさんと楽しく一日を過ごしました。

暑い中、デパートの涼しい所で、

美術鑑賞ができて良かったです。

 

  

 

 

     

     


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