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どうぞ宜しく・・・。

石井桃子展に行きました。

2018年09月02日 | 展覧会

今日は、朝から雨

一日中、すっきりしないお天気でした。

 

8月12日(日)に、神奈川近代文学館で開催されている

《石井桃子展》に行ってきました。

とても印象に残ったので、

今頃、ブログにアップしています。

 

     

石井桃子さんは、2008(平成20)年101歳でお亡くなりになりました。

今年で10年になります。

石井桃子さんは、特に児童文学に大きな足跡を残されました。

 

     

近代文学館にある看板です。

 

石井桃子さんが翻訳された本や

創作された本が展示されていました。

とても懐かしく拝見しました。

 

特に『ノンちゃん雲に乗る』は、

私が中学1年の時に出版されました。

     

私は、この本を4キロ先の本屋さんまで歩いて買いに行きました。

そして、実家の土蔵の屋根に登って読みました。

土蔵の屋根には、2階の窓から容易に登れるのでした。

ノンちゃんのように、屋根から落ちなかったですが、

屋根の上は誰にも邪魔されず、

お空に近い処で読めるのが気持ちよくって

よかったのです。

 

数十年経って、ある夏休みに娘が

この本を物置から見つけて読んでいました。

『ノンちゃん雲に乗る』を親子2代で

楽しんだことになります。

 

日本女子大の英文科を卒業した石井桃子さんは、

菊池寛の文芸春秋社に編集者として入社します。

そこで、当時の文学界を代表する多くの人々の知己を

得ます。

     

こちらは、吉野源三郎と石井桃子さんです。

今、流行りの『君たちはどう生きるか』の著者である吉野源三郎は、

岩波新書を創刊し、初代の『世界』の初代編集長を務めていました。

このご縁で石井桃子さんは、戦後、岩波少年文庫の編集主任に

招かれました。

 

石井桃子さんは、『ピーターラビット』 『ちいさなうさこちゃん』

『クマのプーさん』 『ちびくろさんぼ』 『シナの五にんきょうだい』など

数々の絵本を翻訳しました。

今でも、私は繰り返し読み返してはなぐさめられています。

 

     

こちらは、石井桃子展の図録です。

写真は、石井桃子さんの書斎です。

 

暑い日でしたが、行ってよかった。

ここに書いたことの外に、

沢山、石井桃子さんについて

知ることができました。

 

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帰りに、大仏次郎記念館の前を通りかかりましたら、

あの、北村西望の彫刻したネコが、

帽子をかぶっていました。

     

あんまり暑いので、誰かが帽子をかぶせたのでしょう。

よく出来た帽子で、ネコちゃんに似合っています。

 

《港の見える丘公園》の花々は、

暑さでしぼんでいましたよ。

     

    


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