台風17号が、いよいよ関東地方に迫ってきたらしく、
お天気だった空が曇り、風が出てきました。
急いで、ベランダの植木鉢やら、物干し竿やらを取り込みました。
大したことがなければ良いのですが。
今年は、古事記編纂1300年に当たります。
そこで、古事記に関する郵趣品を集めることにしました。
今日は、『長鳴き鳥』について収集したものをアップします。
長鳴き鳥は、天照大神が天岩戸にお隠れになって、
世の中が真っ暗になってしまった時に、
知恵のある神様、オモイカネノミコトが、
常世の長鳴き鳥を集めて、
天岩戸の前で鳴かせた鳥ということです。
その故事から長鳴き鳥は、
物事の黎明を告げる鳥として、
日本学士院のシンボルマークに
取り上げられました。
平成22年6月7日に、
日本学士院賞の切手が発行されました。
そこには、長鳴き鳥がデザインされています。
これは、日本学士院賞100年記念のFDCです。
記念の機械印も、長鳴き鳥です。
長鳴き鳥として現存する鳥は、
こちらでしょうか。天然記念物の東天紅です。
http://zookan.lin.gr.jp/vieh/voice/voice2.html#totenko
上のURLをクリックすると、長鳴き鳥の鳴き声も聞くことができます。
横浜中央郵趣会のMAさんが、
こんな葉書を下さいました。
これは、明治12年の年賀はがきです。
この年は、酉年でした。
暦と、アメノウズメノミコトと長鳴き鳥を描いています。
更に面白いのは、葉書の宛名面です。
個人情報は、消させていただきました。
消印は、明治42年1月1日、
大和・御所(ごせ)局となっています。
奈良県の御所(ごせ)には、
古事記に出ている「ヤマトタケルノミコト」の
御陵があります。
こちらは、奈良・御所掖上(ごせわきがみ)郵便局の風景印です。
倭建命の御陵が描かれています。
私が郵頼して風景印を押印して戴きました。
倭建命は東征の帰途、素手で伊吹(いぶき)山の神に立ち向かい、
神の正体を誤認したために大氷雨(おおひさめ)に打たれて深手を負い
伊勢の能煩野(のぼの)にたどり着いて、
ここで亡くなってしまいます。
死後白鳥となって、大和へ向かって飛んで行ったと伝えられていますので、、
大和に御陵が出来たのでしょう。
現在、宮内庁が管理しています。
古事記は、ヤマタノオロチの話とか、因幡の白ウサギの話など、
面白いお話が沢山ありますので、興味がつきません。
古事記に関する資料などお教え下さいました各郵趣会の方々に、
厚く御礼申し上げて、今日のブログを終わります。