新緑の季節になりました。
今日から、テンプレートを変更します。
宜しくお願いします。
今日は、昨日と打って変わって良い天気になりました。
月に1度の漢詩を読む会の日です。
今日は、杜甫の詩を数編読みました。
これは、中国から1983年に発行された
李白と杜甫の切手です。
(切手は、クリックで拡大します。)
李白と杜甫といえば、
芥川賞作家・清岡卓行の『李杜の国で』を
思い出します。
安野光雅さんの挿絵のこの本は
大連生まれの作者の豊饒な中国の旅を描いています。
李白と杜甫の詩は、日本人の心の中に
知らず知らずのうちにに定着しています。
杜甫の詩の中にある『人生七十古来希なり』は、
日本語の『古希』の語源です。
芭蕉の《奥の細道》には、李白と杜甫の詩を引用した箇所が
多くあります。
《奥の細道》冒頭の、『月日は百代の過客にして、
行きかふ年も又旅人也。』は李白の詩の引用ですし、
平泉で書き記した『国破れて山河あり。城春にして草青みたり。』は
杜甫の詩の引用です。
昭和62年に発行された芭蕉切手のFDCです。
(切手図はクリックで拡大します。)
唐代の漢詩を読むと、日本文学に与えた影響の深さに
驚きます。
学生時代に読んだ漢詩を、また読む機会に恵まれて
懐かしく幸せに思いました。