いよいよ、大晦日となりました。
樋口一葉の小説「大つごもり」を思い出します。
「大つごもり」は1894年、一葉22歳の時に文学界に
発表された短篇です。一葉はこの頃、龍泉寺から転居
して、本郷丸山福山町に移り住み、貧しさのどん底に
居りました。
「大つごもり」の粗筋は、18歳のお峰が奉公に出
ますが、世話になっている伯父の窮状を救う為に、
奉公先から2円のお金を黙って持ち出してしまいます。
ですが、この家の放蕩息子が帰宅して、「大つごもり」に
お金をごっそり持ち出してしまいましたので、すべて、
この放蕩息子のせいになって、お峰は罪を免れるという
粗筋です。流麗な文語体で書かれた文章は、明治の頃の
女性の立場と、社会背景を描いています。
この短篇を書いて2年後に、一葉は肺結核のために亡く
なってしまいます
現在の日本はどうでしょうか。格差社会といわれている
この時代も、「大つごもり」を苦しんで迎えている人が
いるのではないでしょうか。
樋口一葉の切手と風景印のカードをアップします。
この切手は1951年に発行された文化人シリーズの一枚です。
これは2005年に改正された本郷五局の風景印です。
樋口一葉の通った質屋と一葉が使った井戸、一葉の肖像が
描かれています。
風景印とカシェは澤口尚子さんの作です。
===============
このブログを書いていましたら、近くのお寺から除夜の鐘が
聞こえてきました。
もう、2008年(平成20年)になりました。
このお正月は亡き母の喪中ですので、お宮参りは出来ません。
実家のお寺は遠いので、せめて、近くのお寺にお参りしましょう。
今年は良い年でありますように。
樋口一葉の小説「大つごもり」を思い出します。
「大つごもり」は1894年、一葉22歳の時に文学界に
発表された短篇です。一葉はこの頃、龍泉寺から転居
して、本郷丸山福山町に移り住み、貧しさのどん底に
居りました。
「大つごもり」の粗筋は、18歳のお峰が奉公に出
ますが、世話になっている伯父の窮状を救う為に、
奉公先から2円のお金を黙って持ち出してしまいます。
ですが、この家の放蕩息子が帰宅して、「大つごもり」に
お金をごっそり持ち出してしまいましたので、すべて、
この放蕩息子のせいになって、お峰は罪を免れるという
粗筋です。流麗な文語体で書かれた文章は、明治の頃の
女性の立場と、社会背景を描いています。
この短篇を書いて2年後に、一葉は肺結核のために亡く
なってしまいます
現在の日本はどうでしょうか。格差社会といわれている
この時代も、「大つごもり」を苦しんで迎えている人が
いるのではないでしょうか。
樋口一葉の切手と風景印のカードをアップします。
この切手は1951年に発行された文化人シリーズの一枚です。
これは2005年に改正された本郷五局の風景印です。
樋口一葉の通った質屋と一葉が使った井戸、一葉の肖像が
描かれています。
風景印とカシェは澤口尚子さんの作です。
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このブログを書いていましたら、近くのお寺から除夜の鐘が
聞こえてきました。
もう、2008年(平成20年)になりました。
このお正月は亡き母の喪中ですので、お宮参りは出来ません。
実家のお寺は遠いので、せめて、近くのお寺にお参りしましょう。
今年は良い年でありますように。