今日は、夏目漱石生誕150年の日でした。
昨日とうって変わって、
みぞれが降って寒い日になりました。
夏目漱石は、1867年2月9日(慶応3年1月5日)に
江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)
に生まれました。
漱石自身は、1月に生まれたと言っていたそうですから、
旧暦で答えていたのでしょう。
江戸っ子だったんですね。
こちらは、日本郵趣協会の『日本文学紀行』FDCです。
漱石の生まれた近くにある新宿馬場下郵便局の
風景印と漱石のフレーム切手が貼ってあります。
切手と風景印を、少し大きくしてみます。
風景印は、漱石誕生の碑と早稲田大学大隈講堂、
穴八幡神社・高田馬場流鏑馬を描いています。
興味深いことにイギリスでは、
あのピータラビットの作者ビアトリクス・ポターが
1866年に誕生しています。
漱石と1年違いですね。
ビアトリクス・ポター誕生150年の記念切手が、
イギリスや諸国から発行されました。
が、漱石誕生150年の切手は発行されませんでした。
とっても残念です。
ビアトリクス・ポターも、イギリスの古い慣習に
苦しみました。
イギリスに留学した漱石は、もっと偏見や
差別に苦しんだかも知れません。
しかし、その経験が後の漱石の文学に
深い影響を与えました。
本当は、夏目漱石生誕150年を記念して、
漱石関係の風景印を押印しようとしましたが、
寒くて霙まで降るので止めましたよ。