長女の通っている杉並総合高校の文化祭「杉総祭」に行って来た。
カミさんがPTAの手伝いにいっていて、昼過ぎに終わるというので、それにあわせた。
長女は来させたくないらしく、「つまらない」「時間の無駄だ」と言っていたが、親としてはそういうものではない。
面白いかどうかでなく、どんなことをやっているのか見たいのだ。
仕事の都合でそう長くはいられないので、とりあえず、メインステージともいうべき体育館に行ってみた。
ここでは、演劇やダンス、大規模のライブ演奏が行われる。
ちょうど、SSWE(杉総ウィンド・アンサンブル)の演奏が始まったところだった。
なかなかうまい。
聞けば、コンクールでも常に上位にいるとのこと。
『ハリー・ポッター』『崖の上のポニョ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』などの映画音楽を演奏した。
演出も全体の構成もいい。(高校生にしては、だが)
視聴覚室では一日「軽音楽部」の演奏をやっているという。
長女はとりあえず「軽音楽部」なのだが、どうもメンバーシップがうまくいってないようで、不満なようだ。
午前中に1曲やっただけだという。
長女のグループの演奏は聴けなかったが、部員が50人もいるというだけあって、ちょうど演奏中のグループは実にうまい。(これも、高校生にしてはだ)
ドラム担当の女子がなかなか上手だ。ちゃんとした先生につけばプロになれるかもしれない。
もう少し筋肉を強くした方がいいけれど、女子はいやがるだろう。
「パンチの効いたブルース」のグレースみたいなわけにはいかないな。
しかし、長女に言わせると、もっと、とんでもなくうまいグループがあるという。
表題の「杉総ウォーター・ボーイズ」はこの学校の名物。
練習中から見ていると、映画の「ウォーター・ボーイズ」そのもののドラマがあるそうだ。
教室の窓まではみ出した満員の観衆を前に、つい涙ぐむプレーヤーも。
観客の中にもらい泣きしている女子もいた。
セオリーどおり、プールサイドのパフーマンスから。
美しさより“ひょうきん”さ。
見事に揃った、良いチームワークだ。
男子らしく、力強くダイナミックに。
締めは組体操並みのピラミッド。
水中なので滑りやすく、地上のピラミッドとは比較にならないくらい、難易度が高い。
満員の観客から万雷の拍手で、感動、また感動。
アンコールの途中で突然音楽が途切れるハプニングがあったが、観客の手拍子とコーラスで演技を続けた。
そこでまた拍手。
毎年一番人気の「ウォーター・ボーイズ」だが、出演者がなかなか集まらないらしい。
今年は3年生と1年生で、2年生がいない。
来年もぜひやって欲しいけど、大丈夫だろうか。
たしかに、人気者にはなれるだろうけど、モテるかといわれると、それは……。
水泳部が主催で、部員には女子もいるのだが、なぜか女子のシンクロはない。
クラスごとの催しは(たしかに、時間の無駄の)まるで子どもの遊びだったけれど、この学校の特色である専門技能にかかわる種目はさすがだ。
したがって、それだけを見に行けばいい。
長女は1年なので、あと2回楽しめる。
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