ひまわり博士のウンチク

読書・映画・沖縄・脱原発・その他世の中のこと

フェイスブックページ始めました

2013年02月28日 | おしらせ
<ahref="http://himawari823.no-blog.jp/photos/uncategorized/2013/02/28/fb.jpg">Fb

編集プロダクションGALLAPのフェイスブックページを始めました。

管理者はアシのYです。
まだ工事中で発展途上ですが、これからいろいろ工夫して、内容豊富にしていきたいと思っています。
 
 フェイスブックページ→ここ
 
お立ち寄りいただき、「いいね」へのチェックと、どしどしコメントをお寄せください。
ご支援よろしくお願いいたします。


「ポメラ」を買う

2013年02月24日 | 通販・買い物
Pomera1_2
 
 「けーし風」読者の集いのメンバーが使っているのを見て、以前から欲しいと思っていた。
 文字打ちをするだけの、いわば「電子メモ」。その他の機能はない。写メもとれなければメールも送れない。ほんとうに、文字入力だけのシンプルな機械である。
 たたむと手帖ぐらいの大きさになり、どこにでも持ち運べる。講演会の記録や旅先での原稿書きにもってこいなのだ。
 電波を発しないから、飛行機の中でも使える便利な代物だ。
 ところが、思いのほか高価で、Windowsのノートパソコンなら安いのが買えそうな値段だったので、実際に購入するのには二の足を踏んでいた。
 それが、なんとAmazonに5800円で出ていたのだ。もちろん最新型ではない。5年ほど前に出た旧版の売れ残りである。
 新型と何が違うのかわからないが、これしか知らなければ何のことはない。
 
 ケースも欲しかったけれど、たかがケースに2000円も3000円もかけたくないので、100円ショップにちょうどいいのがあったので、それを使う。
 本体のメモリーだけでは心もとないので、マイクロSDカードを購入する。荻窪のカメラ屋で、8GのSDカードを895円で買ってきた。安い!
 ところが、これが認識しないのだ。不良品ではないかとカメラ屋にクレームをつけに行ったら、ポメラが旧型なもので2Gまでしか対応していないのだという。ゲッ!
 封を切ってしまったので返品できず、やむなく2Gのメモリーを買った。398円!
 8Gのものはアダプターに入れてカメラで使うことにする。
 恥ずかしながら、対応に限度があることを知らなかった。そういえば、ずっと以前に購入して、今は使っていないソニーのサイバーショットは、128メガまでしか使えなかった。まあ、しょっちゅう故障するので、サイバーショットそのものが使えないが。
 
 このポメラ、打ち合わせに講演会にと大活躍しそうな予感がする。

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アジア記者クラブ定例会「清武英利さん講演」

2013年02月23日 | 社会・経済
 元読売巨人軍代表の清武英利さんの講演を聴いた。
 
 裁判中とのことから、録音・撮影は一切禁止とされていたので、写真はない。
 会場の目立つところに、以下のような張り紙があった。

 ①どなたも録音・録画はできません。
 ②読売新聞関係者は入場できません。

 通常の定例会では、個人として記録する分には録音も撮影もできるのだが、この日は厳重に制限された。
 
 会場が明治大学の校舎内ということで、清武さんは若い人が中心の集まりかと思っていたらしく、参加者のほとんどが年配だったために拍子抜けしたようだ。
 「これからのメディアのあり方について講演するつもりでしたが、ちょっと内容を変えます」と、いささか慌てた風だった。
 
 すでに報道されている通り、清武さんは読売新聞社のドンである渡辺恒雄(ナベツネ)の逆鱗に触れて解任された、ということになっている。
 しかし、何がこれほど大きな問題になってしまったのか、よくわからない。
 今回の講演でも、明確な真実はよくわからないのだが、お会いした清武さんの人柄から、どうも原因はナベツネ側にありそうだ。なぜなら、きっかけはまるで子どもの喧嘩で、裁判にまで発展するようなことではないのだ。
 
 清武さんが承認した巨人軍のコーチングスタッフを、一度はOKしたはずなのに数日後、いきなりヘッドコーチに江川卓氏を入れろと言ってきた。
 その理由は、テレビへの露出が多く人気もある江川氏をスタッフに入れれば、観客が増えるだろうと言うのである。
 清武氏は言う。
 「その時点では、すでにコーチを予定している人達には決定事項としてお願いしている。中には解説者としての契約を解いてコーチに就任することを決めた人もいる。全体の人数は決まっているのだから、江川氏を入れるということは誰かが押し出されることになるでしょう。その人だって生活があるのだから、簡単に断れるわけがない。
 それに、私は巨人軍の代表であって、私が承認すればそれが最終決定のはずだ、読売グループ特有の慣習があるから、私はじいさん(渡辺氏)に報告に行ったのであって、了解を求めたのではないのです。
 だいいち、お客さんは選手を見に来るのであって、コーチを見に来るのではないから、集客に結びつくはずがない。
 撤回を求めたら、いきなり〈おまえは破滅だ〉って怒鳴られたんです。もともと認知症の傾向があるのに加えて、あのときは酒を飲んでいたんですね」
 
 ようするに、自分のやったことを忘れていた。そして自分のいうことを聞かない人間がいると、ドンとしての権威にヒビが入ると考えて、清武氏を悪者にしたというところらしい。
 それから、読売グループ総ぐるみで、清武氏のあらをほじくり出し、米粒のような事実を地球規模に拡大して、「読売グループに損害を与えた」ということになり、現在賠償金1億1100万円を求められて裁判を争っている。
「そんな金、払えるわけがないですよ。だから裁判のための裁判で、私を悪者にしてじいさんの権威を守ろうということなんです。でも、そのあら探しに、かつての部下までが手を貸しているのですから、それは悲しいですね。でも、私の耳元で〈頑張ってください〉とささやいた部下がいました。処分されたかもしれません」
 その処分はもちろん、何か別な理由をつけられたのだろうけれど、不思議なのは、なぜたった一人のもうろくじじいがそれまで絶大な権力を揮えるのか、理解に苦しむ。
 
 巨人ファンの間でも、ナベツネの評判は悪い。その事実をナベツネ本人はどの程度気付いていると思うかと質問してみた。
 「気付いていないでしょう。支持されていると思ってますよ。そんなことを報告したら、その報告した人間がやられますから」
 この一連の事件を、メディアは「清武の乱」と称しているけれども、清武さんから見れば、乱心した「ナベツネの乱」だという。それぞれの人柄を見ると、その方が正しいように感じられる。
 
 清武さんは、捜査二課担当の辣腕記者だった。そのときの実績から運動部長を経て巨人軍の代表になったわけである。その事件記者時代の話も面白かった。捜査員を張り込んでスクープを聞き出す。捜査員とのあいだに親しい人間関係を作る。
 それらのテクニックと心構えも話してくれた。
 
 現在では、しっかりと自分の頭で考え、意見を言える記者が100人に一人くらいしかいないという。
 
 巨人軍とは関係ないが、興味深い話があった。
 人間には「喜怒哀楽」があるが、新聞記事のほとんどは「怒」と「哀」である。たしかにそうだ。いいニュースよりも悪いニュースの方が全体の多くを占めている。そこで清武さんは、中部読売で「幸せの新聞」というページを作った。
 「この面に悲しいニュースは1行もありません」というのがキャッチフレーズである。大きな見出しで「今日も悲しい事件がなくてよかった」と入れる。
 これは大変好評で、清武さんの手を離れた現在でも続いているはずだ、という。
 
 清武さんには2冊の著書がある。1冊は「会長はなぜ自殺したか」と題する金融機関の闇を暴いたもので、社会部時代に新潮社から出版された。のちに七つ森書館が版権を譲り受けて復刻したが、読売側から「清武が勝手にやったものだから」と契約破棄と絶版を求められ、七つ森書館は裁判で負け、現在はAmazonの中古でしか入手できない。
 「読売は、清武と名がつくものはすべて消し去りたいのでしょう。ひどいものです」
 もう一冊は「Yの悲劇」で、こちらは講談社の発行で現在発売中。「Y」とはもちろん読売のことで、題字はジャイアンツカラーのオレンジ色である。巨人軍代表解任問題について、詳細に書かれているということだ。読んでみたい。
 「原監督が100万円をヤクザに払ったという問題がありましたよね。あんな昔のことを暴いたのは清武だっていうんですよね。おかしいでしょう、金を払った本人に、なぜ払ったりしたのかと注意するでもなく、無関係な私の責任にするんですから」
 
 この講演の詳細は、「アジア記者クラブ通信」の4月号に掲載される予定である。講演のすべてが掲載されるものではないけれど、ここで書けなかった面白い話はまだまだたくさんあるので、お勧めしたい。会員にならなくても、500円プラス送料で購入できるはずである。
 
 アジア記者クラブ 電話03-6423-2452 E-mail:apc@cup.com

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隕石落下は核施設から90キロの地点

2013年02月20日 | ニュース
Inseki

 去る15日、ロシアに落下した隕石の被害は、半径100キロにおよび、1200人もの負傷者と4500棟の建物を破壊する大惨事になった。そのエネルギーは広島型原爆の30倍といわれる。
 
 日本でもSF映画を観るような映像とともに、大きく報道された。
 そして、これほどの隕石がもし東京に落下したならば、というシミュレーションを行った報道機関もあった。
 ところが、最も警戒されなければならない、原発への被害の危険性を伝えたマスコミ報道はなかった。
 なぜなのか。
 実際、この隕石の破片は、ロシアの核施設からわずか90キロの所にも落下しているという。
 半径100キロに被害を及ぼしているのだから、ほんのわずかずれるだけで、第二のチェルノブイリになったことは間違いない。
 宇宙レベルで言うならば、90キロなど至近距離以外のなにものでもない。
 もし同じ規模の隕石が、福井県の原発銀座に落下したらどうなっていたか、想像するだけでも空恐ろしい。
 もっとおそろしいのは、あらゆる大手報道機関が、そのシミュレーションをまったくしていないどころか、原発のげの字も言わない。
 例のごとく「国民に無用な恐怖心を呼び起こさせる」とかなんとか言って、危険に頬かむりするつもりなのか。
 「めったにないことだから、予想しても仕方ない」と考えているとしたら、そのめったにないことが、このところ立て続けに起きているのだから、可能性がゼロでない限り対策をするべきだ。つまり、原発はなくした方が人類のためということなのだが。
 自粛か圧力か、これを、頭隠して尻隠さずと言わずしてなんであろうか。

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市来とも子「新春懇談会」

2013年02月17日 | 国際・政治
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 16日土曜日、区会議員市来とも子氏が主催する新春懇談会に参加した。
 メインは福島県で反原発運動をしている武藤類子さんの講演である。
 
 先日、市来氏が我が家に来て、この会への参加を要請された。そのときには、区長の出席はないということだったが、突然現れた。毎度のことながら予定の時間を大幅にオーバーして、30分ほどスピーチして帰った。

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 急遽参加した田中良杉並区長。
 
 主な話は、姉妹関係にある南相馬市に、杉並区としてどんな支援を行ってきたかについての報告で、ことさら新しい情報はなかったが、いくつか興味深い話を聞いた。
 
 国が定めた退避圏についてである。
 原発から半径20キロ圏内は、自衛隊によって強制退避となった。そして、20~30キロ圏は屋内退避とされていたことは周知の通りである。問題はその20~30キロ圏内に済む住民の避難である。
 ライフラインは途絶し、家から出ることも出来ず、生活できない。自衛隊が住民を30キロ圏外に退避させることは任務外だという。バスで避難させようとしてものの、バス会社は、住民が30キロ圏外まで出てくれば避難場所まで送るという。
 要請があり命令がなければ動かない自衛隊の融通のなさが現れた例である。
 結局、杉並区が災害時相互援助協定を締結している群馬県東吾妻町、新潟県小千谷市などに物資の提供や避難民の受け入れを要請して、住民を避難させることが出来た。
 災害時に大切なのはスピードと支援だという。
 海で溺れそうな子どもがいたら、助けられる人がすぐに助けに行くだろう。親の要請を待ってレスキューが出動するなどということはない。
 かかった費用はどうするのか、それが決まらないと動けないというのもおかしい。それは助けた後の話だと。
 そういう考え方をしていた松下政経塾出身の首長を、「松下政経塾は何の価値もない」と、かつての区長を批判すると会場から拍手が沸いた。
 
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 武藤類子さんの話は大変わかりやすく勉強になった。現地に住んでいないとわからないことが多々ある。
 水素爆発を起こした4号機の写真を見せられた。事故後かけられたカバーが度重なる余震で破損し、天井がむき出しになっている。事故当時稼働していなかった4号機は、炉内に燃料棒はなく、燃料プールに格納されている。しかし、今後大きな地震があれば崩れる可能性があり、それに対して東電も国も対処はしていないらしい。 
 
 福島県内には、各所に測定器が設置されている。ところが、そこに示される放射線量は必ずしも正確ではないそうだ。設置前に周囲を除染し、さらに、センサー近くには測定器を稼働させるための太陽光パネルと蓄電池がおかれ、それらによって、放射線がセンサーに届くのを妨害している可能性が高いというのだ。
 
 国や自治体は、被害を出来るだけ小さく見せようとする。それが住民の健康被害を拡大させている。
 
 武藤さんは、除染作業も信じられないという。1軒の家を除染しても、他の家の屋根や森林に積もった放射性物質が飛散し、数日すると元に戻ってしまうのだ。集められた汚染土や廃棄物などの行き場がなく、住宅の脇に積み上げられたままだという。当然、そこからは放射線が出ているわけで、危険きわまりない。
 
 最後に、農産物や海産物の汚染についてうかがった。
 福島県産の農産物は、場所によって汚染度は異なるが、出荷されているものに関しては安全だという。しかし、福島県産の農産物に対し、「風評被害」があるという表現は当たっていないとも語った。あれは「実害」であると。
 風評とは根拠がないのに危険物呼ばわりさせることだが、福島県産の農作物の中には実際食べると健康を害するものがあるのだから、「実害」なのだと。風評被害という言葉は、原発推進派が被害を小さく見せるために流布した言葉で、それこそ風評被害だと。
 
 海産物は、水揚げされた所が産地になる。福島で水揚げされた魚介類は、現在でも出荷停止だ。しかし、回遊魚などは福島沖を通っているかもしれないし、そうでないかもしれない。だから、「福島産」の魚介類を何もかも禁止するのはどうかと思うとも。禁止するのなら、日本の近海で捕れた魚介類はすべて禁止すべきなのだ。
 
 そして、福島にはもう住めないと思われる場所が実際にある。そういう場所を明確に示してほしいとも語った。
 だが、住民の中には、いずれは戻りたいと考える人が少なくない。チェルノブイリにも危険地域に居座る人がいる。わかっていてそこに居座るか、わからないで被害を受けてしまうか、それは大きな違いなのだ。
 
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 帰りに武藤さんの著書を買って署名をいただいた。森住卓さんの写真があしらわれた、オールカラーの美しい本だ。
 遊べないように束ねて縛り付けられた保育園のブランコの写真が、いたいたしい。
 
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すっかりさぼってしまった

2013年02月16日 | 日記・エッセイ・コラム
 ずいぶん長いこと、ブログの更新をさぼってしまった。
 言い訳をすれば、年が明けてから超多忙になり、読書する時間もゆっくり映画を観る時間もなくなってしまったのだ。
 
 その間に、事件や事故、集団的自衛権のことや、オスプレイのこと、憲法問題など多々あったのだけれど、記事にしている余裕がなかった。
 
 先日、新刊2冊の校正出しが終り、やっと通常の忙しさに戻ったというところだろうか。
 それでもまだ、大物3冊が進行中で、それをやりながらも次が控えている。
 しかし、それだけやっても出版不況でギャラが安いのだから、たいした儲けにはならない。十数年前だったら1~2カ月休めるくらいの収入にはなったのだけれど。
 
 そんな中で、歯医者に通った。
 多忙中で本当は行きたくなかったのだが、差し歯が抜けかかっていてグラグラになり、どうにも我慢できなくなったのだ。
 以前通っていた歯医者が突然廃業してしまい、カミさんの紹介で東京衛生病院付属の歯科に行く。この病院、本体は高くてヤブでどうしようもないのだけれど、別棟にある歯科は評判がいいと聞いた。
 たしかに、予約を入れるのが大変なほど「お客さん」が多い。
 
 とりあえず差し歯を取り去って、不愉快なグラグラを解消したが、根っこがダメになっているので、そっくり抜いてブリッジにするしかないという。
 そしたら、歯周病だとも言われた。たしかに、歯を磨く度に出血するのでこれはまずいと感じてはいたのだが。
 おまけに、奥に1本親知らずが残っていて(この年で親知らずなど恥ずかしい限りである)、虫歯になりかけているのでそれも抜いてしまわないといけないという。
 
 まずは、歯周病の治療をしなければ、ブリッジはかけられないということで、その進行具合を検査する。
 この検査が、とんでもなく痛い。
 歯と歯茎のあいだに機具を差し込んで、どのくらいの深さに進行しているのかを調べるのだ。
 「健康な歯茎なら痛くないんですけどねえ」と言いながらも手加減しない。
 
 歯周病の治療はクリーニングするだけだ。
 すべての歯をクリーニングするので、上と下をそれぞれ左右に分けて4回。週に1回だから、それだけで1カ月かかった。
 驚いたことに、何の薬も使わず、ただクリーニングするだけで、どんどん改善していった。
 歯周病の治療はクリーニングするだけなのだと知った。
 ただし、深い所まで進行している部分は、麻酔をかけて機械の先端を差し込むので、かなり痛い。
 いや、麻酔がかかっているのでクリーニング中は痛くないのだけれど、麻酔の注射が痛いのだ。その注射のためにまず麻酔ジェルを塗り付けるのだけれど、それでも痛い。
 
 痛みを抑えるための麻酔がなんで痛いんだ!
 
 しかしそのおかげで、わずか1カ月ですっかり完治した。
 その後、ブリッジの型を取り、2週間後に装填した。評判だけあって、仕事が丁寧で、ブリッジしたことを感じさせないほど違和感なく、その手際も良い。
 以前、友人の紹介で行った銀座の歯医者が、高くてへたくそでこりごりしたのとは雲泥の差だ。
 そのあと、クリーニングの仕上げをやって一応終りのはずだが、今度の月曜は「懸案」の親知らずを抜きに行かなければならない。
 また、「痛い麻酔」を打つのかと思うと気が思い。
 
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