ベーシックマガジン世代の自分としては「YK-2」のニックネームの方が馴染みが深いです。現在は,株式会社エインシャントを設立しコンシューマゲームだけではなくアーケードゲームなどの音楽も手掛けているようですね。
ファルコム社在籍時に名作「イース」シリーズの音楽を担当し,一気にメジャーな存在となった古代氏ですが,それ以前に Xanadu シナリオII の音楽も手掛けており,古いパソコン世代の人間にとってはパソコンゲーム音楽の歴史そのものな人物といっても過言ではないと思います。
(彼の出現以前と以後では,PCゲームの音楽クオリティに歴然とした差があります)
彼の実力が炸裂した作品として有名なのが「The Scheme」でしょう。「The Scheme」は,ボーステック社より発売された PC-8801SRシリーズ用の ARPG。古代氏はこのゲームにおいて音楽製作を担当,従来の FM音源3声+SSG3声の標準音源に対応したBGMと,FM音源6声+SSG音源3声+リズム6声+PCM1声からなる サウンドボードII に対応したBGMを別個に作曲し収録するという大技を披露しています。
自分的には「I'll save you all my Justice」と「Perpetual Dark!」の 2曲がお薦め。前者については,アルファレコードの GMOレーベルで発売されたサウンドトラックCDに収録されているアレンジバージョンが特にお薦めです。ポップ系の古代節を聴きたければ,まずはこの曲でしょう。
(「The Scheme」/古代祐三 25A2-8 ALFA RECORDS,INC.)
加えていうなら「Misty Blue」という ADVゲームのオープニング曲も捨て難いです。
不思議と X68000での活躍は少ないんですよね・・・。電波新聞社が出した「ボスコニアン」のBGMをやっていたハズですし,武尊で売られていた「アルガーナ」という ARPGのBGMもやっていたと記憶しています。
他にはなかったような。(≧∇≦)
寂しい・・・。
【関連リンク】
・株式会社エインシャント ・・・ 古代祐三氏在籍の株式会社エインシャントの情報など
・マイコンBASICマガジン ・・・ マイコンBASICマガジンの情報など
| Trackback ( 0 )
|
|