メガドライブ伝説「スラップファイト」

「スラップファイト」は，1986年にTAITO（製作は東亜プラン）から発売された縦スクロールシューティングゲーム。縦型のフォーマットでは珍しい ゲージ方式（グラディウス等と同様の方式）のパワーアップシステムを採用しており，プレイヤー任意のタイミングで武器を切り替えられるのが大きな特徴です。「武器毎に出現するボーナスキャラクタが違う」，「特定の武器に耐性を持つ（破壊し難い）敵が存在する」など，攻略においては 高い戦略性を要求される要素が盛り込まれているものの，総合的な難易度については東亜プラン製の他のゲームと比較するとかなり「簡単」な部類に属するゲームだと思います。メガドライブ版は 1993年にテンゲンから発売になりました。

テンゲン製品らしく非常に高い完成度を誇っています。移植度はもちろん完璧です。しかもメガドライブ版には，オリジナルモード「スラップファイトＭＤ」が用意されており，アーケードモードと合わせて 2種類のゲームが楽しめるようになっているのです。アーケードモードの場合，ホーミング＋サイドショットの組み合わせで，ある程度後半まで突っ込む事が可能ですが，オリジナルモードでは，武器毎のパワーバランスが再調整されているうえ ホーミングでは攻略し難い敵が多く配置されているため，攻め方が大きく違っています。基本的なゲームシステムに変更はありませんが，ボンバーシステムが新たに追加され，ステージやキャラクタのグラフィックも一新されているとなると，もはや別のゲームと考えた方がいいかもしれませんね。

ホーミングの性格はあまり変わっていませんが，レーザーは強烈に使い辛くなっています。
装着した「WING」を爆破してボンバー化するアイデアはなかなか良いですね。

ちなみに，音楽製作には「古代祐三氏」を起用しています。オリジナルモード用の新規楽曲はもちろん，アーケード版BGMについても オリジナルとアレンジの2バージョンを収録しており，単純にサウンドトラックとしても貴重な存在です。（サントラは出ていたようですが・・・）

いやー・・・気軽に買ったけど，これは高かったねぇ（笑）。
売らずに持っておけばよかった。(≧∇≦)


（2007/7/30 画像差替）