「マーブルマッドネス」は,1984年にATARIから発売されたアーケードゲーム。クウォータービューの立体迷路に置かれた「ビー玉(?)」をトラックボールで操作して制限時間内にゴールまで導くだけの単純明快なゲームですが,複雑な迷路の攻略には正確かつ素早いトラックボールさばきが要求されるうえ,迷路上には様々なトラップも仕掛けられているため,難易度はかなり高いです。当時のATARIを象徴するような非常に独創的なゲームであり,現在でも多くのファンが支持している名作中の名作です。メガドライブ版は 1993年にテンゲンから発売になりました。
マーブルマッドネスは X68000にも移植されている(1991年にホームデータより発売)ので,非常に馴染みのあるゲームです。ゲーセンでもよくプレイしました。個人的にはあまり得意なゲームではありません・・・。メガドライブ版に関しては,数少ないセガマウス対応のROMカートリッジゲームであるとともに,トラックボールの使用を明確に指示している(おそらく)唯一のゲームと思われるため,セガマウスの有効活用のために購入しました(笑)。移植担当がテンゲンだけに,非常に高い完成度を誇っています。パッケージにも「完璧移植」と書いてありますので,製作側もかなり自信があったようですね。
セガマウス(トラックボール)は軽くて小さいので,強く転がす事がなかなかできません。マウス自体を固定する事も難しいので,細かい操作も少々困難。アーケードの雰囲気は十分に出ているだけに,ちょっともったいない感じがします。慣れてくるとそれなりに遊べるようにはなってきますが,やはりマウス自体が固定されていないのがツラいですね・・・。せめてボールがもう少し大きければ もっと楽しめたと思います。
ちなみにパッドで操作した場合は 印象が全く変わります。方向キーでボールを操作し,A~C何れかのボタンを押すとボールが加速するというシステムになっており,ビー玉の進行方向とは逆に方向キーを入れてボタンを押すことで「急ブレーキ」を掛ける事が可能。トラックボールと比較すると異常なほど自由にビー玉を操る事ができるので,ゲームの難易度が一気に下がったように感じてしまいます。慣れてくるとビー玉の動きが妙にキビキビしてきて,風変わりなレースゲームを遊んでいるような気分さえ感じる程です。このアレンジは,すでに別のゲームと言った方がいいかもしれません。
PSP用の「MIDWAY ARCADE TREASURES」にも,マーブルマッドネスが入ってます。
自分も持っていますが,一度もプレイしていなかったような気が。(≧∇≦)
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