「スーパーファンタジーゾーン」は,1992年にサン電子株式会社から発売された横スクロールシューティングゲーム。アーケード版「ファンタジーゾーン」のゲームシステムや世界観を踏襲しつつ,オリジナルの「続編」として仕上げられています。88年にセガマークIII版からアーケード版へ逆移植された「オパオパの涙」がセガ公式の続編かと思いますが,サン電子版の出来もなかなかです。他のメガドラソフトとは違った小さなパッケージが特徴の本作。中古屋さんの店頭で見かける事が比較的多い割に,価格は4,000円~5,000円(8月現在)程度と若干高めをキープしています。PlayStation2版「ファンタジーゾーンC.C.」が発売されたり,Wiiのバーチャルコンソールに収録されたりする中,それでも実機ソフトが高いのは人気の証拠。遅れ馳せながら自分もゲットしてきました。
ゲームシステムには大きな変更がなく,ほぼオリジナルどおりの仕様となっていますが,ボスキャラが全て刷新されているうえ,BGMも全て新曲に差し換わっています。それでも違和感なくプレイできるのが本作のすばらしいところ。色数の少ないメガドライブでパステル調のカラフルな世界を上手に表現していますし,BGMも「他社製作」の作品とは思えないほど違和感なく聴く事ができます。アーケード版の攻略法を「逆手に取る」ような敵キャラの攻撃パターンやステージの仕掛けが仕込まれているので,プレイする際は要注意。1面のボスをアーケード感覚で倒そうとすると瞬殺される恐れがあります(笑)。
買おう買おうと思いつつ,ずーっと後回しになっていました。
最近,メガドラソフトの中古品がかなり減少していて,過去に安値だったソフトが一気に値上がったりしているので,
買えなくなる前にゲットしておいた・・・という感じです。
かなり程度の良い中古品だったので満足。
完成度が非常に高い本作。個人的にはBGMの完成度の高さがお薦めです。FM音源の使い方が非常に巧みで,アーケード版BGMを彷彿とさせる音使いを再現してくれています。ちなみに・・・本作にはアーケード版BGMも収録されていて,裏技を使うことでゲーム中のBGMを差し換えてプレイする事が可能です。アーケード版BGMも素晴らしい出来・・・なんですが・・・「Hot Snow」にはメロディーを入れて欲しかった。オマケ要素なんだし,そこは凝らなくても良いかと(笑)。
(裏技)
・BGM差し換え・・・
タイトル画面で,A,B,Cボタンを押したままの状態から,スタートボタンでゲームを開始し,
スタートボタンを含む全てのボタンを「ゲーム画面が表示されるまで」押したままにする。
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