「ツインクルテール」は,1992年にWAS(Wonder Amusement Studio)から発売された全方向スクロール型シューティングゲーム。見習い魔法使いの少女「サリア」を操って,魔力の象徴である宝石(ルビー,サファイア,エメラルド,オニキス,ダイアモンド)を奪った「黒魔法使い」の企みを阻止することが目的です。平原,渓谷,山岳,洞窟といった様々なエリアを巡りながら,制圧されてしまった「宝石の守護者」の城を奪い返していきます。強制スクロール型のゲームではなく,自ら移動して画面をスクロールさせるタイプのゲームです。ゲーム展開に応じてスクロール方向が変わります。主人公の外見が可愛いので 勘違いしがちですが,ゲーム内容はかなりハード。特にボス戦は強烈な「覚えゲー」状態で,90年代のゲーセン臭さがかなり詰まっている感じです。
あらためてプレイしてみると,今でもかなり楽しめますよ。
最新のHDゲームとのギャップ感こそありますが,日本のシューティングゲームは
こうじゃないとダメです(笑)。(おっさんの戯言です・・・)
主人公「サリア」は,拡散弾,貫通弾,誘導弾の3種類の標準魔法を切り替えて使用できるほか,特殊魔法として,火竜炎撃(全滅攻撃)と 貫通光弾(巨大誘導弾)を合計で最大3つまでストックしておく事ができます。残機制ではなく体力ゲージ制で,ゲージがなくなると即ゲームオーバーです。標準魔法は,道中に入手できるアイテムで各3段階にパワーアップが可能。主人公が被弾すると使用していた武器が1ランクダウンします。体力回復についても 道中で入手できるアイテムによって行います。(ステージクリア時にも体力ゲージが回復されます)
ナムコの「ワルキューレの伝説」に似た雰囲気のゲームですが,作りは徹底して「シューティングゲーム」寄りになっています。当時のメガドライブ作品としては かなり美麗なグラフィックレベルを誇っており,一部,多重スクロールによる高低差表現を行っている個所もあります。ただし操作系の簡略化のためかジャンプの概念が実装されていないため,せっかくの高低差表現を活かし切れていないように感じる点が残念です。とはいえ,敵の配置や出現パターンなどは十分に練り込まれていますし,かなり良質のシューティングゲームである事は間違いありません。「WAS」のレーベルでは,この1作品しかリリースされていないのが 非常に惜しいところですね。
マニュアルに「アンケート葉書によるプレゼント」があると書いてあるのですが,
当選品のなかの「プロモーションビデオ」と「非売品CD」ってのが非常に気になるところ。
いったい何が入っていたんでしょう・・・。(≧∇≦)
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マニュアルの記載を見る限りでは
テレホンカードやポスターなんかもあったみたいです。