ふもふも日記

も~ちゃんのふもふもな毎日

愛は霧のかなたに

2009年03月23日 | 映画が好き
1988年 アメリカ

主演:シガニー・ウィーヴァー
監督:マイケル・アプテッド


               


シガニー・ウィーヴァーと言えばエイリアンなのだけど、

これはラブロマンスなのかな、と思って観てみた。

まずは邦題が出る。『愛は霧のかなたに』

続いて原題が出た。

『Gorillas in the Mist』

英語力皆無のも~ちゃん、必死で読み取る。

・・・ゴリラ


今、ゴリラって出たよな???

巻き戻して、一時停止までして読み直す。

やっぱり、『霧の中のゴリラ』だ


なんとこの映画、絶滅の危機に瀕したゴリラの保護に半生を捧げた女性動物学者の話だった。

実話を元に作られたストーリー。

密猟の現実と保護の大切さを訴えたかった映画なのだと思うけど、正直いい映画ではなかった。

なぜ密猟が行われるのか?

それは、需要があるから。

映画の中では、現地のバトワ族という先住民達がゴリラを襲うのだけど、やらせてんのは白人。
バトワ族は生活のためにやっている。

なんだけど、明らかにそのバトワ族は野蛮な種族という描かれ方。

ゴリラを殺したことに怒った女性学者は、バトワ族の家を全て燃やしてしまう。
彼女は、白人がやらせているのを知っているのに。

怒りの矛先が絶対違う。

自分はアフリカ奥地の山中とは思えないような立派なログハウスに住み、夜は優雅に音楽を聴き(電力はどこから?)、大きなバスタブで入浴を楽しんだりしてるのに。

なのに、竪穴式住居よりまだひどいような、バトワ族の家を燃やしちゃうなんて?!

ひどくないですか・・・

偉大な学者の生涯のはずなのに、白人至上主義の典型な映画。

実在のフォッシー博士はこんな人ではなかったと思いたい


それにしても邦題は、なんで 『愛は霧のかなたに』 というタイトルにしたんだろう?
確かに、ゴリラを愛した女性の話ではあったけど、このタイトルでそれを想像しないよ、絶対・・・


観て良かった度:★☆☆☆☆


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