深井動物病院からのお知らせ

堺市・深井駅近くの動物病院『深井動物病院』からのお知らせのブログです

歯石除去を考えてみては? (2)

2008年05月26日 | 病気や治療について
歯石除去は獣医師が全身麻酔下でおこないます。
中高齢では麻酔前検査をおこない、麻酔リスクが低いことを
確認してからおこないます。もちろん日帰りの処置です。
まず口内洗浄後、歯石除去用鉗子(かんし)を使って大まかに
除去します。次に超音波スケーラーやハンドスケーラーで
細かなところまですべて除去します。最後に歯の表面を滑らかに
するために研磨剤で磨き、洗浄消毒して終了です。
それなりの時間と手間はかかります。
でも真っ白できれいな歯がもどるので、みなさん大変喜ばれます。

そのままにしておくと時間の経過とともにまた再付着します。
せっかくきれいにしたのだから歯磨きをして再付着防止に心がけましょう。
歯石除去後お返しする時にはかならず歯磨きの指導もおこないます。

口臭が気になったら御相談ください。

歯石除去を考えてみては?

2008年05月26日 | 病気や治療について
犬や猫も歯に歯石が付きます。
固着するので歯ブラシで磨いても取れません。
歯石除去は獣医師が全身麻酔下でおこないます。
口臭が気になる、ほぼ全ての歯に付着している、
歯ぐきは腫れている、歯ぐきが赤い、歯がぐらついている
などがあれば歯石除去の時期かもしれません。
通常3~5年程度でその時期はやってきます。

歯石で最もやっかいなのは歯と歯ぐきの間にすき間を作り
細菌感染を引き起こすことです。
いわゆる歯周病から歯槽膿漏へと進行し、歯の根っこの先まで
侵される「根尖膿瘍(こんせんのうよう)」にまで悪化します。
こうなると歯が維持できなくなることはもちろん、眼や鼻にも
悪影響を及ぼすこともあります。

口臭が気になったら御相談ください。