オスの精巣(睾丸)は多くは生後数ヶ月のうちに
陰嚢(いんのう)内に収まります。
6ヶ月齢を過ぎても陰嚢内にない場合は停留睾丸
(潜在睾丸、陰睾)の可能性が高く、そのままに
しておいても正常位置に収まる可能性は低いでしょう。
片方だけの場合もあれば、両方の場合もあります。
内股にあって触れるものもあれば、おなかの中に留まって
外からはまったく触れないものもあります。
片方だけでも正常位置にあれば繁殖可能ですが、
遺伝的に受け継がれるのでお勧めしません。
最もやっかいなのは「癌化」の可能性がきわめて
高い、ということです。
内股にあれば飼主さんでも気がつきますが、
おなかの中にある場合は、末期症状が出るまで
気がつかないこともよくあります。
若い時に手術で取り除くのが最もよい対策です。
写真は11歳ヨーキーの仰向け腹部です。
ペニスの右脇、内股部分に大きな「かたまり」
がわかりますか?左精巣は陰嚢内にあります。
飼主さんが最近大きくなってきた、ということで
来院し、切除手術をしました。
結果は「セミノーマ」という悪性精巣腫瘍でした。
陰嚢(いんのう)内に収まります。
6ヶ月齢を過ぎても陰嚢内にない場合は停留睾丸
(潜在睾丸、陰睾)の可能性が高く、そのままに
しておいても正常位置に収まる可能性は低いでしょう。
片方だけの場合もあれば、両方の場合もあります。
内股にあって触れるものもあれば、おなかの中に留まって
外からはまったく触れないものもあります。
片方だけでも正常位置にあれば繁殖可能ですが、
遺伝的に受け継がれるのでお勧めしません。
最もやっかいなのは「癌化」の可能性がきわめて
高い、ということです。
内股にあれば飼主さんでも気がつきますが、
おなかの中にある場合は、末期症状が出るまで
気がつかないこともよくあります。
若い時に手術で取り除くのが最もよい対策です。
写真は11歳ヨーキーの仰向け腹部です。
ペニスの右脇、内股部分に大きな「かたまり」
がわかりますか?左精巣は陰嚢内にあります。
飼主さんが最近大きくなってきた、ということで
来院し、切除手術をしました。
結果は「セミノーマ」という悪性精巣腫瘍でした。