エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

Windows7 + OpenVPN + Samba 設定メモ

2011-02-08 | linux(plamo)
ぼちぼちWindows7も触らないとまずいかと思い業務環境で試用していますが、やはりというかネットワークまわりの設定がXPまでの感覚とかなり異なるので覚え書きです。


Sambaでのファイル共有が以前行った設定メモだけではうまくいかず、ネットであちこち探し回った結果やっと解決できました。

ちなみにSambaのバージョンは2.2.11-ja、plamo4.03での運用。
plamo/98はあまりにも長期にわたって順調過ぎたため、突然死を恐れ引退させました。
が、なんで今4.03??
実はVMWare Playerでいじってみた後、DOS/Vの実機を用意してバックアップとして並行運用していたのです。
なのでデータ移行はノープロブレムでしたがいかんせんOSが古いままと。
それはさておいて。


1. LAN内でのSamba接続

症状:
デフォルトだと接続時にユーザー名とパスワードを要求された際、入力してもユーザー名に自機のコンピュータ名が勝手に足されてしまいエラーとなる。

対策:
「ローカルポリシー」~「セキュリティオプション」~「ネットワークセキュリティ:LAN Manager認証レベル」の項目を
「LMとNTLM応答を送信」に設定。

※「NTLM応答のみ送信する」でもログオンできましたが、次のOpenVPN経由にした場合はダメでした。


2. OpenVPN経由のSamba接続

症状:
OpenVPN GUIを使用して接続するがネットワークが見えない。

対策:
(1)OpenVPN GUIの実行権限変更
管理者権限で実行するように、ショートカットのプロパティで
「互換性」タブ~「特権レベル:管理者としてこのプログラムを実行する」
をチェック。

これをせずに普通に実行すると、表面上は接続したようにメッセージが出ますが実際には次のようなエラーが発生していました。

NOTE: FlushIpNetTable failed on interface(中略) : アクセスが拒否されました。

ROUTE: route addition failed using CreateIpForwardEntry: アクセスが拒否されました。

ERROR: Windows route add command failed [adaptive]: returned error code 1

(2)OpenVPN-GUIのファイアウォール許可
「Windowsファイアウォール」~「Windowsファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する」にて「設定の変更」ボタンを押し、「別のプログラムの許可」にてOpenVPNを許可。
許可したての状態では「ホーム/社内(プライベート)」にチェックが入っていますが、さらに「パブリック」にもチェックを入れます。

以上を設定後、エクスプローラで「\\10.8.0.1」と入力するとユーザー名・パスワード要求画面が出て、普通に表示できるようになりました。


参考にさせていただいた方々の環境では、他にも設定が必要なものがあったようですが、あれこれ試した結果自分のところでは上記だけでOKでした。
改めて皆様にお礼を申し上げますとともに、ここにご報告させていただきます。



(2011-09-16追記)
ミヤビッチの穴様からトラックバックを頂きまして、Sambaがずいぶん新しくなっていることを知りました。
古いのはOSもだがSambaもだったんですねぇ。
調べてみると2.2.xはとうの昔にメンテナンス終了とか。
(メンテがあっても満足にバージョンアップできるわけでもないんですが…)

かつて頼りにしていた日本Sambaユーザー会のサイトはSamba-JP Wikiに移り、そこではもう4.0のアナウンス。

すっかり安定していて安心し切っていましたが、また勉強しないといけないようです…

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