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いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

京都成就山お参り登山 1

2017年03月02日 21時07分17秒 | ウォーキング

え~、お参り登山2回目です。
なにせまあ他愛無い人生を
送っているだけに
お参りはしっかりしておかないとね~
こんどは京都に行きました

最近よく読んでいる
夢枕獏の小説なんかにも
よく出てくるのが

「仁和寺」



昔は皇子や皇族が
門跡を務めていたお寺でした。
そういうお寺ですから
種々戦の折には、
皇族の逃げ場となったりと
そんな重要な位置を
占める寺でありました。

小説の中にもそういう
シーンがよく出てきます。

時の権力と皇族との関連が
様々な物語を作ったお寺でした。

この寺は出家後の
宇多法皇が住んでいたこともあり、
別名「御室御所」といわれていましたが、
明治以降はもう門跡に
皇族がつかなくなったお寺です。

古都京都の文化財として
「世界遺産」にも登録されてはいます。

なのでこれは一度見に行かなくては、
と思ってさらに詳しく
調べていきますと、
なんとこの寺から続く山に

「御室八十八ヶ所霊場」



というのがあるではありませんか。

済仁法親王が、
四国八十八箇所を巡拝ができない人々のために
発願し、四国八十八箇所を巡拝して、
各札所の砂を持ち帰らせ
それを埋めたお堂八十八を設けて
そこに埋めさせたという、
まあいわば四国八十八ヶ所を再現した
巡礼地を作ったのです。

山の名前は「成就山」といいます。

こんな風に四国を再現した場所は
けっこうあちこちにあります。
doironが歩いた中をみてみても、
熊野古道の御坊の少し先の
「観音山霊場」や甲山でも
山の中に四国関連の石仏が
並んでいましたねえ。

あっ、大和三山のお寺にも
「四国八十八ヶ所砂踏み場」もありましたし、
最近では山麓リボンの道のお寺にも
模してありましたなあ。

それだけ各地にあるということは、
四国八十八ヶ所が如何に世間に
好かれているのかよくわかる話ですねえ。

この仁和寺にも
こういう霊場のある山がある
ということなので、
それならいっそそこも
歩いてみようと思い立ち、
比較的あったかい日を選んで
出かけることにしたのでした。

和歌山高積山に続いて
ここもお参り登山なわけです。

それは泉州マラソンが
行われる3日前でした。

そこまでの交通はどうしようか
と考えたのですが、
ネットを見ているときに
広大な駐車場があることを知り、
仁和寺まで車で行くことにしたのです。

だいたい京都は大きなお寺には
駐車場がある。
そこまで車で行ってついでに
あちこちうろうろするのも
いいかもしれないですね。

また電車で行って、
京都駅から歩くか
バスに乗って出かけることを思えば
時間的にも有利でしょう。

京都までの高速道路は
阪神高速京都線があるし
便利ですいているようになったからね。

困ったことといえば、
ビールは飲めないけどね!?

仁和寺は住所としては
右京区になります。
なので場所は京都の右の方、
というのはちょっと誤りですね。

北を上にした普通の地図なら、
京都の場合は右京区は地図で見ると
京都の左の方で、
左京区が右の方になりますから、
その辺は気を付けましょう。

高速を降りて、
京都市内を車を走らせていますと、

あれ?

なにやらあちこちに
注意の旗が建っています。

よく見ますと、なんと次の日曜日は
「京都マラソン」だそうです。



泉州マラソンと同じ日なんですね。

そして看板にあります
「きぬかけの道」というのは、
仁和寺、龍安寺、金閣寺にかかる道で、
宇多天皇が初夏に雪景色が見たいと
衣笠山に絹をかけたということに
沿っていると言われています。

でもねえ、なんぼ何でも
初夏に雪景色はないだろう
と思ったらその通りで、

当時はこの辺りは葬送の地で、
遺体を絹で包んだりして
そのまま放置したことから
衣笠の名がついたんだそうです。

「衣笠」とそのまま聞けばいい名前ですが、
現場を想像したら
すごいことになっていたでしょうねえ。

それをきれいな話で
覆い隠そうとしたのが、
宇多天皇のとんでもない
つぶやきにつながったんですね。

続く