福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

童心に帰って

2006-12-28 00:41:37 | 四季折々

061227昨日の札幌は44年ぶりの大雨に見舞われました。真冬の雨は道路に積もった雪をとかし、水たまりになってしまいます。おまけにとけきらない雪がつるつるになってしまい、滑りやすくなります。歩行には十分な注意が必要です。

さて、昨日の道新(北海道新聞のこと)朝刊にこんな記事が出ていました。来る札幌雪祭りの大雪像の一つに、『神秘大陸 南極の生き物たち』が登場するとのことです。南極観測船「宗谷」(当時は海上保安庁が運行担当)の傍らに、タロとジロ、そしておなじみのアデリーペンギンやウェッデルアザラシが並んでいます。トウゾクカモメは061227_1見当たりません。もちろん、地衣類、赤雪藻類、コケ、線虫、ゾウリムシ、クマムシも写真からは確認できません。しかし、バクテリアは雪の中に確実に存在していますので、携帯顕微鏡を持参すれば、大通公園会場でバクテリアを確認できるかもしれません。しかし、これは「南極の生き物」と言えるのでしょうか?まだまだ謎ですね。

雪国の冬を積極的に楽しむイベントが札幌雪祭りです。童心に帰って、雪合戦で無邪気に遊んでみようかな。


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