福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

ゲノム支援国際シンポジウム

2015-01-19 21:24:07 | 日記
謎の巨大硫黄酸化細菌の完全長ゲノム配列解読に成功したことは、以前お知らせいたしました。この研究は、文部科学省科学研究費新学術領域研究「生命科学系3分野支援活動」(略称『ゲノム支援』)の支援課題の一つです。

明日1月20日より21日まで、東京の一橋講堂にて『ゲノム支援国際シンポジウム』が開催されます。私たちの研究も紹介いたします。



第30回低温研セミナー案内(小島久弥さん)

2015-01-08 15:02:44 | 日記
今月15日(木)16時より低温研セミナーで、小島久弥さんが講演いたします。来聴歓迎!



***ここから案内文***

第30回低温研セミナーのお知らせです。

今回の発表者は、微生物生態学分野の小島久弥さんです。

専門外の方にも分かるようにお話して頂くようにお願いしております。
所内の先生方の研究を理解する絶好の機会ですので、多くの方のご参加をお待ちしております。


講演者:小島久弥さん (微生物生態学分野)

タイトル:「物質循環の鍵を握る未培養バクテリアの生態」

日時:1月15日(木) 16:00~17:00

場所:低温科学研究所講堂(新棟3階)

要旨:
多様なバクテリアが持つ種々の機能のなかには、各種元素循環の駆動力として重要なものが含まれる。環境中の物質循環とエネルギーの流れに大きな影響を及ぼす微生物のうち、純粋培養によってその性質を詳細に調べることができる状態にあるのは、例外的な一部のものに過ぎない。生態系内における各種元素の動態に関する現状を把握し、その環境変化への応答を予測するためには、環境中の未培養バクテリアに関する理解を深めることが重要である。本セミナーでは、水界における窒素循環に重大な影響を及ぼしていると考えられている生物群を例に、未培養バクテリアの性質を探る試みについて紹介する予定である。