福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

今晩の煮物

2007-04-14 22:09:31 | 食・レシピ

ジンギスカン、札幌みそバターコーンラーメン、スープカレー、スノーブランドのチーズやアイスクリーム、そして憩いのお店のマルセイバターサンド。札幌にはおいしい食べ物がいっぱい。誘惑に負けて、こうしたおいしいものを食べ続ければ、経済的に破綻してしまう。それだけはありません。私のような、冴えないメタボ系中年オヤジには、健康上のリスクを抱えてしまう。

南極観測隊に参加していた時は、体が締っていて、動きにキレがありました。ところが、1年経過すると、体重は増加の一途をたどっています。気になるのは、やはり、おなか周り。ウェストが大きくなれば、ズボンを買い替えなくてはなりません。これも、経済的な負担が増します。

やっと冬も明けたことですし、適度な運動を心がけ、食事にも気をつけていこうかと思っています。そこで、今日は週末と言うこともあり、今晩のおかずとして煮物を作ることにいたしました。

スーパーでは、旬の野菜が安売りしています。今の季節は、なんと言っても筍でしょうか。新ジャガも出回っていますね。

と言うことで、材料は、筍、新ジャガ、ニンジン、椎茸、糸コンニャクそして豚肉です。味付けは、だし、醤油、砂糖と単純ですが、薄味に仕上げることが肝心です。それから、灰汁を丁寧に取り除き、ジャガイモも煮くずれないようにすれば、煮汁は濁らず、透明に仕上がります。煮込み中、コンニャクと肉は物理的接触を避けないといけません。そうしないと、肉が硬くなりますよね(←はい、なぜでしょう?たく坊さん答えてください!「生物学概説」で説明しましたよね)。

070414さあ、できあがり!肉も柔らかく、ジャガイモも型くずれしていません。ジャガイモを箸でつまむと、ホロッとくずれ、ホクホクです。もちろん、薄味ですが、すべての材料に味が滲み込んでします。灰汁抜きされた筍も程よい硬さで、春の味わいですね。

最後に、煮物を作る際のコツをお教えいたしましょう。作りすぎないことです。なぜなら、ジャガイモを含んだ煮物は冷凍できないので、無理して全部消費してしまおうとするからです。これまた、メタボ対策には最悪です。


真理へのこだわり

2007-04-14 01:02:00 | 南大沢の真理へシリーズ

あれはもう、15年前。たしか、1992年の春。Widdel先生と南大沢を歩いていた時のこと。

070412_1私:「あれが、大学の図書館ですね。ところで、図書館の建物の外壁上に、VERITAS VOS LIBERAVITと書かれていますが、どういう意味ですか?」
先生:「ラテン語で、真理はあなたがたを自由にする、と言う意味ですよ」

我の、浅学非才を痛感した一件でした。

勉学、研究、そして人生に疲弊したとき、この言葉を思い出すと良いかもしれない。

真理はあなたがたを自由にする。

<追記>
これで、「南大沢の真理へ」シリーズの完結です。