続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

2020年05月14日 | 日記

     5月11日、谷山中央で写す。

    「発句」  くっきりと甍の陰翳夕立晴
    「脇句」  青鷺が来て物思ふさま
    「第三」  鳥作る暇つぶしにと粘土こね

 


記念碑

2020年05月13日 | 日記

    5月11日、谷山中央で写す。

    「発句」
    記念碑の装ひ新た若葉風
    「脇句」
    左団扇で日銀創設
    「第三」
    疫流行る第二の黒船来たるらん


夏の蔓

2020年05月12日 | 日記

 

    5月11日、谷山中央で写す。
   

    「発句」
    夏の蔓がんじがらめに争へり
    「脇句」
    或ひは五月の濃密の愛
    「第三」
    繁殖期生物自由求むらん

 

 

 

 


卯の花腐し

2020年05月11日 | 日記

     5月10日、自宅にて

     「発句」
     その花を見ずに卯の花腐しかな
     「脇句」
     時鳥鳴く垣まで遠出
     「第三」
     昼寝醒めしーんと閑かあの世かも


夏館

2020年05月10日 | 日記

 5月8日、自宅から。

     「発句」
     夏館望遠レンズが探り出す
     「脇句」
     ひとり愉しめ蟄居の五月
     「第三」
     そのうちに招待状が届くかも

 

 


アマリリス

2020年05月09日 | 日記

  

     5月8日、ベランダにて写す

     「発句」
     巨花ながら一気に咲けりアマリリス
     「脇句」
     はえの吹くなか背向く両輪
     「第三」
     文庫読む優雅な姿勢ベンチにて

 

 


柿若葉

2020年05月08日 | 日記

     5月7日、谷山中央で写す。
     

     「発句」 柿若葉洗濯ものの白づくめ

     「脇句」 肩にも載せてゆだちの取込み     

     「第三」 講師より料理教室上手にて

 

     

 


梅は実に

2020年05月08日 | 日記

     5月2日、谷山中央で写す。

     「発句」
     まるまると気づかぬうちに梅は実に
     「脇句」
     叩き落として夏日に無傷
     「第三」
     重かった日の丸弁当戦後にて

 

 


茅花咲く

2020年05月07日 | 日記

     5月6日、谷山中央で写す。

    「発句」
    茅花咲く食べられるものみな口に
    「脇句」
    野遊びの子に味のなきガム
    「第三」
    コロナ禍に戦禍連想春ゆきて


新緑

2020年05月05日 | 日記

     5月2日、谷山中央で写す。

   「発句」
   睦みあふ新緑常緑古寺のあと
   「脇句」
   初夏の樹濃厚接触羨し
   「第三」
   パチンコに滅ぼさる世の来たるらん