続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

桜紅葉

2017年10月30日 | 日記

公園の桜の木が紅葉していた。
画像は29日、谷山中央で撮影。

    好きな道桜紅葉の頃なれば          汀子

桜紅葉がとくに愛でられるのは、春に先がけて梅が咲くように、
シーズンに咲きだって紅くなるから、と歳時記の解説。

仏桑花

2017年10月28日 | 日記


民家の門脇に黄色いハイビスカスが咲いていた。
画像は27日、谷山中央で撮影。

    仏殿の前に一対仏桑花          正三郎

歳時記では別名の仏桑花がメイン。中国、インド方面が原産とされているせいか、
赤色以外は仏桑花の名がふさわしい気がする。

美術館

2017年10月26日 | 日記


茶垣の小径を辿っていくと、美術館があった。残念ながら休館日だった。
画像は24日、知覧で撮影。

    春陰の椅子ゆくりなく美術館          夜半

「ゆくりなく」は「思いがけず」の古語だそうだ。

金木犀

2017年10月24日 | 日記


ぐずついていた天気が回復したので、散歩に出かけると木犀が匂った。
画像は23日、谷山中央で撮影。

    行きすぎて金木犀は風の花          敏男

風が追いかけてきて、忘れものだと香りを届けてくれた。


タラの実

2017年10月22日 | 日記

たらの木が実を結んでいた。
この木が芽吹きはじめた半年前、天婦羅が食べられなかったので、摘まなかった。
画像は18日、谷山中央で撮影。

    たらの芽を探すなどして生きてをり          あけ烏

食事制限がなくなったのは、ありがたい。

藤袴色

2017年10月21日 | 日記


秋の七草のひとつ藤袴が咲いていた。
画像は今朝、ベランダで写す。

    藤袴色と見つつも淡かりし          汀子

隅に地味に咲いていたので、家人から告げられるまで気がつかなかった。
藤色のように、掲句は「藤袴色」まで切らずに読むのであろう。

紅芙蓉

2017年10月20日 | 日記


民家の生垣に芙蓉が咲いていた。
画像は19日、谷山中央で撮影。

    紅芙蓉かくさず濯ぐ膝二つ          菟絲子

久米の仙人は掲句の情景をかいま見たので、神通力を失って下界に落ちたのだと思う。
むかしは川に洗濯物を入れて、足で踏んで濯いだそうだ。


泡立草

2017年10月19日 | 日記


葎に泡立草が咲き乱れていた。
画像は18日、谷山中央で撮影。

    忘れゐし空地黄となす泡立草          波津女

この帰化植物はすっかり日本の秋景に融け込んだようで、俳句も少なくない。

柄付き三輪車

2017年10月18日 | 日記


父親か祖父どちらだろうか、三輪車を押していた。
ネットで調べると、柄付き三輪車というそうだ。
写真は15日、谷山中央で撮影。

    鳥雲に加速のきかぬ三輪車          勝

画像の幼児は、ペタルを漕がないのにどうして動くのか、不思議そうに車輪を覗いていた。