続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

小鳥来る

2018年11月30日 | 日記
それなりの準備をして、「小鳥来る」の季語にふさわしい被写体を探した。
画像は29日、谷山中央で写す。

メジロ


シジュウガラ


ヒヨドリ



生きることまだまだ愉し小鳥来る(久を)

珊瑚数珠

2018年11月28日 | 日記

サンゴジュズが名前負けしない色合いになった。
これまで気が付かなかったが、フリーマーケットで家人が手に入れたそうだ。
画像は27日、ベランダで写す。

珊瑚樹の朱き実房や長崎忌(朗笛)

峡の美術館

2018年11月24日 | 日記

散歩バスに乗って、一年ぶりに児玉美術館を訪ねた。
快晴の祝日なのに、散歩バスには乗客はほかになく、目的地にも終始人影はなかった。
画像は23日、上福元町で写す。

峡の秋実景に凝る美術館

入園は無料、入館料は五百円。
あたりを散策して撮ったり吟じたりするのが愉しくて、入館する暇がなかった。

緋毛氈


竹の春ひなたとひかげに緋毛氈

「お好きなほうにお座りください」というもてなしごころを感じた。

石蕗の花
梅林の地にツワの花が咲いていた。


かごしまの伽羅蕗あまく節酒向

どういうわけか当地の伽羅煮はツワブキが多い。
ヤマブキだと節酒に不向きだからだろうか。

紅葉


血のたぎる晩年求めん照紅葉

このところ余命や余生の句ばかり作っていた。
燃えるような紅葉をあおいで、もうやめようと思った。

滝を見届けに

2018年11月17日 | 日記

画像は15日、中山滝ノ下で撮影。

銀輪や晩秋の滝見届けに

先月、自転車に乗って滝を目指したが、息切れがして途中で引き返した。
体力の衰えを痛感したが、あとでわかったが自転車の空気が漏れていたのも挫折の一因だった。

帰り花



滝の近くの一樹に桜が咲いていた。

一本の滝の一念帰り花

滝の一念が滝を一本のかたちになさしめたのか、滝の一念が帰り花を咲かしめたのか。
句会での評価をあおぎたいが、その機会はもうない。

桜島



桜樹の近くから見えた桜島は、ほどよく噴煙をあげていた。

秋日和遠見の火山慈父のやう

鴨池の病窓から眺めた桜島は、厳父のようだった。

飯場今昔

2018年11月16日 | 日記

JR指宿・枕崎線が高架になった下に飯場が建った。
公園でもできるのかと期待している。
画像は9日、谷山中央で写す。

温め酒飯場の一灯低く吊る(吟竜)

かつての侘しい飯場風景。