紫式部 2019年09月23日 | 日記 9月21日、谷山中央で写す。 渡されし紫式部淋しき実 立 子 「脇句」 手つなぎ歩む宵闇の道 ターボ 「第三句」 合唱へ育つハミング芒照り 〃 <表現の幅を広げることにした> 日本連句協会は脇句と第三句について、次のよう に解説している。 脇句は発句と必ず同季・同場・同時の短句。体言 止めのほうが納まりがよい。 発句と脇句で短歌のような世界を作ること。 第三句は変転の始まり。思い切った連想、飛躍の 長句を。 第三句だけが特別に、下五を、して、て、に、に て、らん、もなし、の語で留めること。 (以下略) これまでなるべく解説にそって作句してきたが、 いろいろと実例を調べているうちに、解説は規定 というよりも、文体から推して初心者への入門手 引ではないかと思えてきた。 規定に類する表現はどこにもなく、昔からの慣用 句は許容範囲がもっと広いからである。 秋季の脇句では月を詠み込まなければならないが、 ○有明、○玉兎、桂影、常娥、○既望、桂男、盃 の光、ささらへ男、○弓張、○宵闇なども月の句 として扱っている。 このうち広辞苑に載っているのは○印のみ。連句 の世界に誘う初心者向けの用語としては、ハード ルが高すぎる。 第三句の留めは慣用句では、用言連用形も許容し ているが、文法は手引の惹句として適していない ので、省略したのだと解釈した。 本日から表現の幅を広げた。 始めて半年、ビギナー脱出をめざしたい。
へくそかづら 2019年09月20日 | 日記 9月18日、谷山中央で写す。 いざ戦はんへくそかづらを腕に巻き 永 子 「脇句」 鼻からぽたぽたマラソンの汗 ターボ 「第三句」 珈琲が来るよ香りを先立てて 〃