古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の百九十八

2016年12月04日 08時27分15秒 | 古文書の初歩

 

 


 


 


 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「漂流外国物語」第五十七ページ、上の一~二行目

解読 弐間之門者いると直ニ敷瓦ニ而奥行拾五六間有之二階

    建ニ而拾五六間之両側ビイドロ之明り障子有、正面ニ者木

読み 二間の門入ると直ぐに敷き瓦にて、奥行き十五六間これ有り、二階

    建てにて、十五六間の両側ビイドロの明かり障子有り、正面には木

説明 「弐間之門」・・・二間の門。二間巾の門。 「者以る登」・・・入ると。「者」・・・

変体仮名の「は」、「以」は左が見えませんが、変体仮名の「い」、「る」も読む

のは難しい。「登」は変体仮名の「と」。 「敷瓦」・・・土間に敷き並べた瓦。

「敷」も難解。 「奥行」・・・二字共欠けています。 「両側」・・・「両」も慣れて

下さい。 「ビイドロ」」・・・ガラスの事。 「明り障子」・・・明かり取りの障子。 

最後の「木」も読むのは無理です。