古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十四章 新池を開く 其の二十四

2015年09月03日 04時27分57秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

「新池普請ニ付、百姓迷い方願一札控」第六頁、上の一~二行目

 

解読 等御座候ハゝ、諸事

    弁へ出し可申候。為其

読み 等御座候わば、諸事

    弁え出し申すべく候。その為

 

解説 「(損失)等御座候ハゝ」・・・上村に損失等が御座いましたら。「御座候ハゝ」も崩しているので読みにくい。 「諸事」・・・これも読むのは困難です。縦に長く書いています。「事」は形で覚える。 「弁へ出し」・・・「弁」も「出」も前頁に出ました。「弁へ」・・・弁え『わきまえ』。弁償。「弁へ出し」・・・損失を補償する。 「可申候」・・・これも読みにくい。 最後も読むのは困難ですが、「為其」・・・「為」は消して右に書き直しています。「其」も流れで読みます。