「御納所儀定書附」第二頁、上の記名宛名欄全て
解読 安政三年辰十二月 本人 藤兵衛
受人 定助
同口大川谷組頭 与助
庄屋 浅蔵 殿
肝煎 常吉 殿
読みは省略
解説 「安政三年」・・・「安」が読みにくい。平仮名の「あ」の元字です。安政三年は、江戸時代末期、明治維新まで十二年です。 「藤兵衛」・・・三文字ともに読むのは困難です。 「受人」・・・保証人の事。「受」は読めません。 「同口大川谷」・・・田並上村を流れる田並川は、大川谷と小川谷と二つの川が合流して田並川になりますが、大川谷は西側の川になります。「同」は右に同じ「受け人」で、「口大川谷」は入り口部分の大川谷の事。「口大川谷」で一つの組を形成していた事になります。この読み方には異論が有るかも知れません。 「組頭」・・・「組」も「頭」も難解。組の代表者。 「庄屋」も「肝煎」も「殿」も読むのは困難ですが、推定出来ます。 「常吉」も難解。