シクル・マーモット(Cycles Marmotte)

千葉県松戸市のロードバイク専門ショップ~江戸川左岸サイクリングロード20kmポストのすぐ横!松戸駅西口からも600m

カーボンパーツの価格差って?

2016年02月16日 | 4. 最新情報!!

カーボンパーツと言っても、高価なものから安価なものまで多くの製品が出回っていますが、原材料の違いや製法の違いによって価格に大きな差が生じます。この違いについて、以前、サイクルスポーツ誌で特集されていた記事などを元に、以下、簡単にまとめてみました。

まず、よくカタログなどに「〇〇トンカーボン」と書いてあるように、使用されるカーボン糸の違いで価格が異なります。より弾性率の高いカーボンを作るには、炭素の純度を上げるための焼成工程を追加する必要があり、しかし、弾性率を上げると強度が低下するようで、これを防ぐために、原糸中のボイド(小さな空洞)を可能な限り少なくする高い製造技術が必要になるとのことです。

そしてカーボン製品にとって大切なのが含浸させる樹脂の違い。カーボン繊維は樹脂で固められることで初めて圧縮などの荷重に対する耐力が発揮されますが、この樹脂の種類や製造方法についてはカタログに掲載されることはない、ユーザーには未知の世界となります。各工場によって選択される樹脂は多様のようで、他方、専用設備の整ったプリプレグ(樹脂を含浸させてシート状にしたもの)メーカーも存在します。(⇒三郷に本社があるBOMAもその一つです。)

更には、細い糸を使うか太い糸を使うかという選択でも価格差が生じます。1Kとか3Kなどと見聞きしたことがあると思いますが、これは繊維束のバリエーションで、より細い(薄い)プリプレグを様々な方向に何層も重ねていった方が設計自由度が上がりますが、ただ、生産工程が複雑になるため、高価な製品にしか使えないようです。

そして更には、成型方法の違い。これは一言で説明するのは不可能なのですが、隅々のところまで正確に加圧できないと空隙が生じて、当該個所の十分な強度が保てなかったり、例えばホイールだったりするとバランスの悪いものになってしまいます。

この他にも、最終的な製品チェックの方法や破断試験、プロ選手などによる実走試験などにどれくらい取り組んでいるかによって、最終的な価格に違いが生じてくるものと思われます。

なお、もっと詳しい話は、今度の21日(日曜日)のBOMA試乗会で、スタッフに聞けばもっと奥深い話を聞くことができます!

詳しくはこちらをご覧ください⇒ http://blog.goo.ne.jp/cyclesmarmotte/e/81c22348cdd76df8d02c442ab48bfea1

 

↓スポーツバイクショップ「シクル・マーモット」のホームページはこちら(店頭在庫やイベント情報、営業予定表、アクセスなどがご覧いただけます。) 

       http://marmotte.server-shared.com/

 ↓型落ちなどによるお買い得セール品はこちらを是非ご覧ください!

      http://blog.goo.ne.jp/cyclesmarmotte/e/44e3bc4e4bae1e18aeabfd4c2d8c1ef5

  ↓ブログランキングに参加しています。下のロゴに1クリックのご協力お願いします!

       にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
    にほんブログ村

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Le cafe oursblanc 164 達郎... | トップ | 今日はイーストンのテクニカ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。