自宅の百合(写真左、タブレット上)も、開花まであと少し。
百合の季節は、大野さんが演じられた「魔王」成瀬さんを思い出します。
2015/6/28一部のワクワク学校、待望の大野先生授業です。
今から428年前の10/1(補足ー1587年旧暦10/1)に、北野天満宮にて
秀吉が開催し参加者1,000人に達した北野大茶会があった。
京都裏千家の今日庵(こんにちあん)に、茶道用着物と袴姿で出向かれた大野さん。
掛け軸の書は「安分以養福」。
お家元と業躰(ぎょうてい)の奈良氏から茶道の教えを受けられ、
今日大野さん亭主の和久和久庵で45,000人参加の大茶会を行う。
今回の正客はJump 山田さん、大野さんによる掛け軸の書は「歩々是道場」
「一歩一歩、どんな所でも修行の場になる」というメッセージ。
(会場全体も、エアーで大野さんのお点前を頂戴いたしました)
お茶や茶器は中国から入ってきたものである。
千利休が上村竹庵(補足ー宇治茶の祖と呼ばれる方)のお茶会に呼ばれた時、
緊張で失敗する上村竹庵に「あなたのお点前は天下一品です」と褒めた。
弟子からの疑問に、一心に客人をもてなす事がされていると説く千利休。
まとめ 「おもてなしは形より心が大事」
*感想*
浴衣以上に似合っていらした着物と袴姿でのお点前、所作の美しさに感動です。
シンガポールと上海のLive viewing会場も息を呑んでいたでしょうか。
柄杓が震えてしまうのは、場数を踏むしかないので現状問題なし!
(7/11追記 簡略化とはいえ短期間でこれだけ仕上げていらした事への
心からの称賛と敬意を込めて。最終目標は勿論震えない事です。
2020年、更に飛躍されたお点前を拝見できたら本当に嬉しいな!)
特に抹茶をすくう前のお茶杓を帛紗さばきの後清める所作は、慣れないと
緊張で固く握ってしまいがちですがふんわりと実に美しかった.....。
表千家ではお茶杓1杓半のお抹茶ですが、裏千家さんでは2杓なのですね。
< http://verdure.tyanoyu.net/temae0109.html ご参照 >
自分の3塁側2階席からは、お点前を背後から見ていたので茶釜の下の風炉に
炭か電熱器があったのか又は火気厳禁で何もなかったのか不明なのですが、
複数回ダマが残っていたと指摘されていたのは、もしかしたら特殊な状況下
なので茶釜お湯の温度調節が難しかったのかなと思いました。
ある程度の温度がないとお抹茶を沸かせる様な感じにならないので、
撹拌してもダマが残ってしまいがちです。
(7/15追記 本日放送のNHK BS プレミアムの映像を確認したところ、
茶釜から湯気が出ていたので温度は問題なさそうですね。
業躰(ぎょうてい)の奈良氏が半頭さんで付いていらっしゃる事から
お抹茶を篩いにかけていない事は考えられないので、お茶杓ですくった
お抹茶の量に対しお湯の量が少なかったのかな。茶道は奥深いです。)
それから、この説明が予めあったら更に良かったなと思う点が一つ。
毎回一人の客人なので「主客」とされていたのですが、
お茶席では代表客は「正客(しょうきゃく)」と呼ばれます。
お茶碗やお棗(お抹茶が入っている器)などの茶器から書や茶花について、
お茶席の客を代表して亭主に尋ねる役割があります。
毎回招き入れられる方がその他大勢を代表する正客だという感覚が
会場全体にあれば、「ダメ出し?」等と勘ぐる事もないでしょう。
私が拝見した回の山田さんは、安心して見ていられました。
主(大野さん)客(山田さん)ともに、慎み深く美しい!! ⇒ まさに主客の相互性 ! < 茶道に学ぶおもてなしの心7つ ご参照>
日本にいない間看板(写真右、タブレット下)を平和島海外赴任用倉庫に預けてた人なので、
偉そうな事を言うつもりは毛頭なく補足説明として参考になれば幸いです。
7/9~29開催上海個展準備にかかる大野さん、お身体くれぐれもご自愛下さい!
*関連記事有 → http://blog.goo.ne.jp/cyclesmarmotte/e/e091b3cbedc38fa1027bf6ed3a819e5a
*最後の相葉先生授業は、下記の別記事に掲載しました。↓
< http://blog.goo.ne.jp/cyclesmarmotte/e/632ea21956d500882e4af0909067866b ご参照>
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