いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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撤退は日本市場だけではないみたい(笑)

2011年03月09日 20時03分20秒 | 社会全般
日本市場は閉鎖的なので外資系企業の撤退が相次ぐんだ、といった主張をする人たちがよくいたわけだが、本当にそうなのかどうかは分からないのではないかな。

中央日報 - ストレス受けたバービー人形、中国から撤退

(一部引用)

 上海所在のチャイナ・マーケット・リサーチ・グループのシュアン・レイン代表は「中国の少女はハローキティのようにかわいいデザインを好む。映画『セックス・アンド・ザ・シティ』の有名スタイリスト、パトリシア・フィールドがデザインしたセクシーなスタイルのバービー衣装は中国の少女の好みに合わなかった」と述べた。価格に敏感な中国の消費者に高いと認識されたのもバービー人形が人気を集められなかった要因に挙げられる。

ホームディポ、ベストバイ、バービー人形などが中国市場で白旗を揚げて出て行くのには、中国人の好みに合った現地化戦略を駆使できなかったためと分析される。米国最大の家電流通会社ベストバイは米国式小売流通販売にこだわって価格負担がふくらみ、消費者はより安い価格で製品を購買できる中国会社に目を向けて競争力を失った。ホームディポも中国現地市場をきちんと把握できなかったという判断で、最近、中国内の売り場を撤収した。



こうして見ると、日本市場を撤退していった企業群というのは、商売が思ったようにはできなかったとか、何らかの理由があったということではないかな、と考えるのが普通ですわな。何らかの特別な配慮とか、裏の力とか、特定利権のコネとか、そういうのを利用して特権的な地位で商売を考えていたはずが、そういう力だけでは消費者に受け入れられなかったか、ただ単に日本人の好みに合わなかったというようなことで駆逐されていったということなんじゃないのかな。そういう時であっても、「日本が閉鎖的かつ排外的なので海外企業が撤退する」と喧伝する方々はいたように思う。


そういう人たちは、今ならどういう解説をしてくれるのか、気になるところではある。