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映画好き、円柱野郎のブログです

「STAR WARS エピソードⅠ/ファントム・メナス 3D」を観てきました

2012年03月17日 18時36分58秒 | 映画(感想)
昨日公開された「STAR WARS エピソードⅠ/ファントム・メナス 3D」を観てきました。
EP1…、シリーズの中では最も微妙な作品だけど、それでも劇場と家で合わせて20回くらいは観たのか。
内容はこれまでにもいろいろ感想を書いてきたので、ここでは2D-3D変換で生まれ変わった3D版について、少し。



元々2Dで撮影された映画を3Dに変換したタイプの映画…。
例えばこれまでだと「タイタンの戦い」や「アリス・イン・ワンダーランド」なんかを観た時には「2D-3D変換の技術はまだもう少しだな…」(不自然な誇張も多かったので)などと感じたものだけど、果たして本作「EP1」はどうか?
などと考えながらの鑑賞してきたわけですが、これがなかなかよく出来ていた。
元々宇宙空間の戦闘などは3D映えしそうなイメージがあるけれど、実際に立体感が出るのはもっと近景の方。

宇宙空間の様な広大な場面になると逆にフラットなイメージに近くなる。
これは人間の目で見た時に、遠景の方が距離感の区別がつきにくくなるのと同じことだから、表現としては正しいのかな。
というわけで個人的には事前に想像したよりは立体感が控えめでした。

パンフレットにあったジョン・ノール(視覚効果スーパーバイザ)のインタビューによると、
「私が欲しいのは、あくまでも自然に見える立体です。
実際にカメラの近くに被写体のないワイドな画面なら、強い立体感は得られないはずです。」
とのことなので、やはり立体視の設計は距離感にかなりこだわっているものと思われます。
逆に表現として正しいために、他のケバケバしい立体映画になれると物足りない部分もあるかもだが。


3D効果があったのは手前の人物と奥の人物が会話しているシーンとか、そういった配置にパースの効いている場面。
特に近景では人物の顔や体型の凹凸が作りこまれていて、最初から3Dカメラで撮ったような、変換したとは思えないような自然な画。
あとは冒頭やね!
浮かび上がるLUCASFILMのロゴ、そして本当に手前から奥へと飛んでいくSTAR WARSのロゴからのオープニング!
ファンとしてはこれだけでもお腹いっぱいなのだがw

ポッドレースも3D効果が生かせる場面だったけど、こっちは逆にめまぐるしくて俺の目には細かいところはついていけなかった…。
無念、俺の目。


最後に、パンフレットのジョン・ノールのインタビュー記事にはこうもあった。
「私が検討していたのは、中規模サイズのスクリーンでしたので、一般の映画館やプレミア劇場で観たときは、おそらく後15%は深度を増やした方が良いと思いました。
<中略>
ですから、『エピソード2』では、もう少し立体感が強調されるかもしれません。」

こだわり出すと、3D映画はスクリーンサイズによって個別に深度調整が必要になるし、やはり画面設計が大変ということですね。
次回作EP2ではどのような立体映画になるか、より改良された3D変換でジェダイの集団戦闘が観られるのか、今から楽しみです!
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