ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

映画「無知の知」!

2014-11-06 22:53:29 | Weblog
午後、久しぶりに東京・東中野のシネマ「ポレポレ」に行って来ました。
ドキュメンタリー映画「無知の知」http://muchinochi.jp/(監督・編集/石田朝也)を観るために。

あの東日本大震災から3年半が経った今、「あの時、福島原発に何が起こっていたのか」・・・そして、あの事故に巻き込まれ未だ揺れ動く暮らしを強いられている地元住民の皆さんの「現実」はどうなのか・・・。メディアには載らない「生の声」を知りたい!と思い、行ってきました。

映画は、監督自身の「原発のことを何も知らないからこそ、聞いてみたい素朴な疑問」をさまざまな立場の方たちに「率直に投げかける」というスタンスで撮られていて、専門的な知識もない私たちとの距離が非常に近い形で伝えてくださったこと、また、被災された方々のそれぞれの言葉の重みをさりげない日常を通して伝えてくださったこと・・・そのさりげなさ故に、深く心に刻まれました。
「私は私自身が『原発』について『何も知らない』ということを知っている」という監督自身のメッセージ。だからこその「無知の知」というタイトルは私にも共通すること。
この映画は「自分の意見を声高に主張する」というものではなく、現実に起きたこと、進行しようとしている「現実」に対して監督自身が素朴な「疑問」を投げかけていることで、同じく無知である私たちを「原点に返って如何に考えるのか」と導いてくれるような気がしました。
そしてこれからの未来に向けて、人間たちは如何なる道を選ぼうとするのか・・・ということを、投げかけられた気がします。

上演後、短い時間でしたが、石田監督のトークがありました!
「原子力は未来永劫わたしたちの文明を照らす光なのだろうか?あの大震災、原発事故以降、その神話を信じることもできず、しかしまたその発展した文明を手放すこともできずにいる・・・。それぞれの立場から描き出される「正義」。 今、私たちが抱える大きな「疑問」に対して真っ向から挑んで、さまざまな人の声を届けてくださっている監督の直接に聴く熱いメッセージに感動!
大震災のことも原発事故のことも、もしかしたら記憶の彼方に押しやられてしまうかもしれないような世の中の動きの中で、私にとっても懐かしい土地、昨春も訪れた南相馬市の映像を見ながら「決して忘れてはいけない現実」を、これから先ももっともっと多くの皆さんに届けていただきたいと心から願います!

終演後のロビーで石田監督が快く私の写メに収まってくださいました!
このドキュメンタリー映画「無知の知」が、たくさんの人たちに届けられること願い、私も微力ながら広めていきたいと思ってます!!


「無知の知」は、ポレポレ東中野で14日(金)まで、上映されています! (午後1時・午後6時30分の2回上映)


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