お久しぶりです。束原です。
初めての方は初めまして。
混声合唱団空(くう)に入団して5年経ちました。
最近考えていることを残しておこうと思います。
ありがたいことに、我々はこれまでいろんな作曲家の方々の名曲の数々を演奏する機会を頂いてきました。
毎年新しい曲に挑戦し、演奏会に向けて毎週末ほぼ欠かさず練習をしてきているわけですが、残念なことに練習量に比例してどんどん上手くなっているわけではありません。
今まで何度も練習で言われてきたことを毎回のように指摘されている現状です。
どうしてたくさん練習しているのに同じことを言われてしまうのでしょう?
我々のしてる練習のほとんどが無駄なのでしょうか?
僕が考えた答えは単純です。
気付けるところは何度も練習しているけど、気付いてない部分は全然変わってないから。
要するにできてるところばかり練習していて、できてないところを全然練習してないということです。そりゃ上手くなりませんね(笑)
もちろん、自分自身も含めてやってる本人は全くの無自覚です。
むしろ自分のできないところを細かく探して一つ一つ練習してきたつもりでした。
でも、これが見当違いだということに最近気づきました。
見えるところにばかり気がいってしまい、何が見えていないのかをずっと放置していたようです。
その見えていないところというのが、自分の体の内側でした。
声とは音のエネルギーであり、歌とはエネルギーの推移です。
そのエネルギーの源はどこかといえば、声を出す自分の体です。
良い演奏を作るには曲が持っているエネルギーに負けないエネルギーを自分が持っていることが重要です。
難易度の高い曲はそれだけ曲の持っているエネルギーが大きくて演奏者がついていけないからこそ難易度が高いのだと思います。
逆に考えるとどんな難しい曲にでも対応できるエネルギーがあれば、どんな曲でも常に良い演奏ができるはずですね。
ですが体の中でエネルギーは常に変化し続けています。同じ体の状態をキープすることは一瞬たりともできません。
特にわかりやすく体の状態を表し、理解しやすいのは体のテンション(緊張度)とスピードだと思います。
全力でスポーツをしている時、イベントやパーティーで盛り上がっている時などは体のテンションが高く、体が反応するスピードも速いですよね。
反対に家でダラダラと過ごしている時や疲れている時などは体のテンションが低くて反応のスピードも遅いのが分かると思います。
では我々が演奏会に向けて練習している時はどうでしょうか?
練習中上手くいかないことが続くと無意識にだんだん体のテンションが下がってきます。
テンションが下がることで体のスピード感が無くなり、余計上手くいかなくなるという悪循環に陥ります。
こうしたことが我々の練習ではしょっちゅう起きています。
これではたくさん練習していても上手くなりませんね。
曲の持つテンションやスピード感を上回るための練習をしてないからです。
具体的にどんな練習をするかは別として、これがいつでもコントロールできるようになれば、どんな難しい曲にも対応できてどんどん上手くなるのではないかと思っています。
以上、最近考えていることの報告でした。
初めての方は初めまして。
混声合唱団空(くう)に入団して5年経ちました。
最近考えていることを残しておこうと思います。
ありがたいことに、我々はこれまでいろんな作曲家の方々の名曲の数々を演奏する機会を頂いてきました。
毎年新しい曲に挑戦し、演奏会に向けて毎週末ほぼ欠かさず練習をしてきているわけですが、残念なことに練習量に比例してどんどん上手くなっているわけではありません。
今まで何度も練習で言われてきたことを毎回のように指摘されている現状です。
どうしてたくさん練習しているのに同じことを言われてしまうのでしょう?
我々のしてる練習のほとんどが無駄なのでしょうか?
僕が考えた答えは単純です。
気付けるところは何度も練習しているけど、気付いてない部分は全然変わってないから。
要するにできてるところばかり練習していて、できてないところを全然練習してないということです。そりゃ上手くなりませんね(笑)
もちろん、自分自身も含めてやってる本人は全くの無自覚です。
むしろ自分のできないところを細かく探して一つ一つ練習してきたつもりでした。
でも、これが見当違いだということに最近気づきました。
見えるところにばかり気がいってしまい、何が見えていないのかをずっと放置していたようです。
その見えていないところというのが、自分の体の内側でした。
声とは音のエネルギーであり、歌とはエネルギーの推移です。
そのエネルギーの源はどこかといえば、声を出す自分の体です。
良い演奏を作るには曲が持っているエネルギーに負けないエネルギーを自分が持っていることが重要です。
難易度の高い曲はそれだけ曲の持っているエネルギーが大きくて演奏者がついていけないからこそ難易度が高いのだと思います。
逆に考えるとどんな難しい曲にでも対応できるエネルギーがあれば、どんな曲でも常に良い演奏ができるはずですね。
ですが体の中でエネルギーは常に変化し続けています。同じ体の状態をキープすることは一瞬たりともできません。
特にわかりやすく体の状態を表し、理解しやすいのは体のテンション(緊張度)とスピードだと思います。
全力でスポーツをしている時、イベントやパーティーで盛り上がっている時などは体のテンションが高く、体が反応するスピードも速いですよね。
反対に家でダラダラと過ごしている時や疲れている時などは体のテンションが低くて反応のスピードも遅いのが分かると思います。
では我々が演奏会に向けて練習している時はどうでしょうか?
練習中上手くいかないことが続くと無意識にだんだん体のテンションが下がってきます。
テンションが下がることで体のスピード感が無くなり、余計上手くいかなくなるという悪循環に陥ります。
こうしたことが我々の練習ではしょっちゅう起きています。
これではたくさん練習していても上手くなりませんね。
曲の持つテンションやスピード感を上回るための練習をしてないからです。
具体的にどんな練習をするかは別として、これがいつでもコントロールできるようになれば、どんな難しい曲にも対応できてどんどん上手くなるのではないかと思っています。
以上、最近考えていることの報告でした。