混声合唱団 空(くう)

混声合唱団 空(くう)の活動報告ブログ

ブソッティのリハーサル

2018-09-24 10:24:33 | 練習報告
こんにちは。青山です。

「無垢の予兆-八村義夫生誕80年祭」コンサートも約一ヶ月後となり、練習も熱を帯びてきました。「ぶらあぼ」や「音楽現代」などの雑誌にも演奏会情報が掲載されています。そちらも是非ご覧ください。

さて、演奏する曲目のひとつ、ブソッティ「5つのイタリアの断章」についてご紹介します。
タイトルの通り、六重唱の3曲と24声部の2曲からなる5つの小曲によるこの作品ですが、私達混声合唱団空は24声部の2曲を演奏します。
ブソッティといえば、まるで絵画のような美しく複雑な楽譜が有名ですね。(最初、楽譜を見たときは訳が分からず戸惑いました!)
特に、第4曲は作曲家の譜面による指示(抽象的に書かれている)を演奏者が各々の解釈で演じる、というユニークな作品です。演奏には身体的パフォーマンスを伴っても良く、リハーサルではメンバーの解釈が想像を超えてきたりして、とても楽しいです。

一期一会のお客様にも曲の醍醐味が伝わるよう、常に新鮮味を持って練習に臨んでいきたいと思います。

伊左治さんの新作が届きました!

2018-09-13 12:29:06 | 練習報告
夏休みも終わり、もう9月ですね。八村義夫生誕80年記念演奏会を来月に控え、練習を重ねています。

今回は混声合唱団空、女声合唱団暁、成蹊大学混声合唱団の3団体とヴォクスマーナの皆さんとの演奏会。特に合同となる八村作品のような(普段の空では考えられない)大人数での演奏は、何だかとても新鮮!人がたくさんいる〜と思うだけでなぜか新鮮です。しかしどんなに人数が多くなったとしても、演奏は個人技にかかっています。
例えばブソッティの作品は構造上それを厳しく求められるので、どんなに人数が多く、また複雑な譜面になっていたとしても「単」「純」を失わずに演奏を成立させなければいけません。この闘いは終わりがありません…。

そして、待ちに待った伊左治直さんの新作「天外脱走」が、ついに届きました!!まだ音にしたばかりですが、これがまた素敵な作品。ヴォクスマーナ演奏会での伊左治さんのアンコールピースをお聴きになって、その印象が残っている方もたくさんいらっしゃると思いますが、これらとはまた違った魅力の音楽なのです。これから更に練って練習を重ねていくのが楽しみです。
八村義夫の「アウトサイダー」第1番・第2番、ジェズアルドのマドリガーレ、ブソッティの5つのイタリアの断章と並べて改めてプログラム全体に思いを馳せてみたとき、、、こ、これはいよいよすごいことになってきたぞ……と思ってしまいました。とても人間臭い音楽の祭典になること間違いなしです。

皆さま、是非10/28(日)夜はトッパンホールへ足をお運びください!


ゆきち