斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

これは珍しい

2012年09月18日 | イベント訪問記
去る9月16日に宇都宮市内のみずほの公園駐車場で開催された、CARS 5thの会場に展示されていたとても希少な車を見つけました。

主催者の都合上、クラウンやが強いイベントなんですが、地元では大きなイベントなので、地元に残っている意外な車が出ていたり、北関東自動車道の宇都宮上三川インターからアクセスも良いので、遠方からのエントリーも多く見られる、とても素敵なイベントです。

余談ですが、Nox・PM法の登録規制を受けないところなので、駐車場も含めて首都圏では見かけなくなってしまった商用車やディーゼル車を見ることのできるイベントでもあります。

タイトルにもあるように珍しいと銘打った車は、現在はR35型GTRのトランスミッションを造っていることで有名で、かつては日産のキャブオーバー車の完成車体を製造していた、愛知機械工業の自社製造販売をしていた、コニー360ワイドシリーズです。

キャブオーバーで前進4段のフルシンクロのミッションを搭載していたのがウリな車種です。

まずはトラックの顔つき


トラックの後ろから

ベッドスペースは三方開きのあおりを持っております。

続いて箱バンモデルを顔つきから

基本的にはトラックと同じ顔つきですね。
個体差としては、ラジオアンテナがきちんと残っているあたりは程度がいいのかもしれません。

写真ではとても分かりにくいのですが、箱バンのほうは当時っぽい下駄山なバイアスタイヤを履いていました。

箱バンを後ろから

テールレンズ類はトラックと共通の部品を使っていますね。

リヤウインドには、この車のウリである「4速フルシンクロ」というバナー(オリジナル品ですよ!!)が大きく貼られていました。

この頃の商用車は3速や1速のみノンシンクロというミッションが多数派だったので、ちょっとした売りになる頃です。
そして、ハンドルチェンジではなくフロアチェンジ(母親の言い方を引用しました)だったことも手伝って、往時はライバルと比べて、とてもギヤ鳴りの少ない車だったのではないでしょうか。

写真の在庫一掃ではありませんが、もう少しこのイベントのネタを続けます。

補足
コニーワイドの写真を見ていたら、団塊の世代な両親恐るべしといったところでしょうか?
当時の女性としては158cmと比較的身長の高かった母親は、高校1年生の時に軽免許を取得し、祖母の実家の金物屋さんの手伝いをしていたそうです。。(冬休みに免許が間に合う誕生日なのでとても重宝がられたとか)
手伝いを始めた当初は、くろがねベビーという軽バンを使っていたそうですが、女学生が運転するならという事でフルシンクロのコニーワイドに買い換えたという逸話がありまして。。
とても運転しやすく乗り心地が良くなった半面、冬の指導は大変だったという事を今でも覚えているそうな。
その後は積載量を上げつつ小回りの利く、トヨタミニエースに買い替え、ミニエース以降はライトエースを乗り継いでいたようです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿