斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

オイル交換に潜む魔物

2010年07月31日 | クルマ
例によってタイトルは大袈裟です。

軽自動車では聞いた事がありますが、意外な車種でも同じ様な事が起きるのにはちょっと驚きました。

トヨタ店にアイシスを返却してエスティマを受け取りに行くついでに、トヨペット店に立ち寄り、コロナの作業状況を見てまいりました。
ようやく交換用のリビルト部品は届いたみたいですが、作業はあす以降になるようです。

当方がトヨペットを訪ねた時、I氏は珍しい作業をしていました。

それは、某カー用品店でオイル交換で預かった車のオイルフィルターが外れず、ヘルプで緊急入庫した車のオイルフィルターを外していました。

その車は、GX115型マークⅡグランデFourです。

4WD化のためのフロントドライブシャフトやら4WD用の制御器類が邪魔していて、非常に手に入り難い所にオイルフィルターが付いています。
通常はアンダーカバーと助手席側の前輪を外して、振り角の細かいラチェットにフィルターレンチを付けて回すか、イボイボの付いた手袋を嵌めた利き手(通称:SST)で回すかのどちらかだそうです。
今回の作業は、後者で対応したみたいです。
取り外されたフィルターには、カー用品店での格闘の跡が無数にあり、オイルが漏れながらの作業になっていました。

I氏の勤務先のトヨペット店で、GX105型やGX115型が入庫すると、腕が細く長いI氏(「5Lで4WDなハイエースのアンダーカバーを全部外すことなくタイミングベルトが交換できる。」と言えば凄さが分かるらしい?)が指名で作業する事がほとんどだそうです。

今回のGX115は、取り付け時にもレンチを使って締めたかと思うぐらい、経験豊富なI氏でも前例なき硬さだったそうです。

同じマークⅡでも、FRのGX110やJZX110(但し、ノンターボ)なら、アンダーカバーや助手席側前輪を外すことなく、下側からならオイルフィルターは交換可能だそうです。

補足
アイシスに乗ってきた事に驚いたI氏からマイチェンしたハイエースのカタログと共に仕入れたネタです。
トヨタ車の中では珍しいだけであって、他のメーカーでは良くある事なんだそうですが。。
中には、前二輪とバンパー、アンダーカバーを外さないとフィルターにアクセス出来ない車種もあるとか。
まぁ、バンパーを外すためにはライト類も取り外すのは常識という事で…

続・代車の品格

2010年07月30日 | クルマ
まさか続くとは思わなかった第二段です。

このタイトルのエントリーなので、当然自分の車に対する話題ではありません。

今回は、父親のエスティマに出て来た代車を話題にしてみたいと思います。
本日の午後に父親の勤め先へ引き取りに来てもらい、明日31日の夕方にディーラーへ当方が受け取りに行く予定です。
父親は明日も仕事という事で、カリーナの鍵(リクエストに答えた)を貸 しました。
1回目の車検ですし、走行距離数も3.6万km程度なので、予定通りになると思っております。

話をエスティマの代車に戻します。

借りて来た車は、アイシス1.8プラタナリミテッドです。
平成22年登録で、走行距離数は2千kmにも届いておらず、父親の購入先ではない
ディーラーの名義になっていたので、おそらく、展示車兼試乗車だと思います。

本命は無難にアリオンかプリウスだと思っていたので、意外な車が用意された事に驚きました。
実は、アイシスを代車に用意したのは担当の方のきめ細やかな心配りの結果だということです。

父親のエスティマを取りに来た担当の方は、「エスティマをご用意する事はできませんでしたが、少し小さいけどこちらも7人乗る事が出来ますので、約不足になる事はないと思います。」と言って、アイシスのカギを父親に渡したそうです。

以前の12ヵ月点検や24カ月点検時にアリオンやプリウスを代車として出したのは、あくまで数時間だったからで、ひと晩以上お預かりする場合は、エスティマと同等の機能を担保する車種を貸すようにしているそうです。
アイシスも一応、両側スライドドアの7人乗り車ですから。
エスティマと比較すると狭かったり力が無かったりするかもしれませんが、極端に出来なくなってしまう事はないですよね。
アリオンやプリウスだと、咄嗟の6人乗車が出来なかったなんて事が起こる可能性はゼロではないですから。。

たぶん、エスティマは用意できたと思いますよ。
ただその場合は、ハイブリッドや後期型のアエラス特別仕様車になるでしょう。
そうすると、前期型ユーザーには買換えを迫っているように勘繰られる事を避けるために、リクエストが無い限り、こまめに点検に出して来て頂いている前期型ユーザーには後期型を貸す事はしないとか。(これは、トヨペット情報ですが。。)

補足
こういう細やかな心配りの積み重ねが、「次の車も・・・」とか「多少のトラブルはあったけど・・・」という事になっているのではないでしょうか?
7年目の車検前あたりに新型に乗ると、コロッと逝ってしまうのかもしれませんね。

部品難?

2010年07月29日 | コロナ1.8GXの話題
だんだん、県内や関東の在庫が無くなっているみたいですね。
登録だけでなく、T150系生産完了から23年が経つので仕方が無い事なのかもしれませんけど。

迷惑がかからない様に、6か月点検時の状態と事前にリフトにかけてから部品を頼んで、揃ってから入庫させて、現行車と変わらない期間か、年式を問わずに10万km近い車の車検で済ます予定でしたが。。
ちょっと申し訳ない気持が・・・
開けてみた結果悪くなっていた部分のほぼ全部が、本社発注になっているらしく、部品自体はあり値段は妥当なものの、時間はかかりますよね。
100円以下の部品が届かずに1日放置状態になってしまっているようです。
一件は完全に予防整備でして、同じ様な状態の車の症例を基に開けたら、予想以上に状態が悪かったところがありまして、その段階で部品発注をかけたら、まぁ納期がかかる事かかる事。
欠品じゃないだけ喜ばなくてはならないのですけどね。。

開けたら予想以上に状態の悪かった場所は、友人I氏がもう1台整備担当をしている、13万km台の昭和61年式ST150型セレクトサルーンで、前回の車検(11万kmぐらい)で交換した部分を当方のコロナでもばらしてみたら、同じ様な状態だったとか。

納期の変更のお知らせだけで済むのかな。取り敢えず現在は15万円以内らしいですが。。

5回目の車検ですが、ここまで時間がかかったのは初めてです。
機関部品の入手難で旧車である事を痛感したのは今回が初めてでした。

新品の部品番号自体は存在するものの在庫切れで、タクティに品番が存在するリビルトもコアがなく、現車から取り外した部品自体をリビルトするという離れ業が展開されている始末です。
それが、現在の予定では土曜日中の入荷らしく…
車検終了は早ければ日曜日の午後、遅くくなると来週の水曜日以降になるそうです。

最近の格安車検やスピード車検では、予防整備を削る傾向にあります。
車検時には問題が無くても、次に自身が車の整備にお金と時間を割ける時までに不具合が発生しそうな場所は、定期点検時にまとめて整備をしておいた方が、トラブルを減らす事が出来ると思います。また、まとめて作業をした方が、ショートパーツのロスが少なくて済むので、長い目で見ると維持コストを抑える事が出来るのではないでしょうか。
もちろん、小まめに整備に出したり、自身で作業できる方はその限りではありません。
当方は、コロナ・カリーナとも規制緩和時に批判された、ディーラー推奨のフルメンテタイプの車検に出しております。
クルマ好きですが、あまり自分で作業の出来ない者の最低限の心掛けです。

代車使用期間が延びる事になりそうです。
仕事の移動にも使ったため4日間で600km近く走行し、給油ランプが点灯したので、64Lもガソリンを給油してしまいましたし。

補足
オーバーヒートの対応や補助金絡みで購入された車の1ヵ月や6ヵ月点検で忙しいみたいですが、きちんと代車を用意して入庫日を守って頂いたあたりに、プライドを感じましたね。
代車の話題は、コロナが納車になり返却したら話題にしようと思います。

街で見かけた車達137

2010年07月28日 | 街で見かけた車達
久々なこのテーマは、とても当ブログらしい車を見かけたので少々。

その車は一発で年式の分かりまして、昭和62年式です。
その車に限らず、この年にデビューした車は一発でわかる特徴ですし、当方が“当時ナンバー”というものを強く意識することになったきっかけでもあります。

車の話題に戻します。
それは、AE91型カローラセダンのとても希少なグレードを見かけました。
これだけの条件が揃っていても、SEリミテッドやXEサルーンならここまでは驚きませんし、GTやDXでも悩むところですが。。
前期型(初期型)1.5TXなら間違えなく、話題にしなくてはならないグレードです。
90系カローラの下から3番目のグレードですが、一般ユーザー向けとしては実質的には一番下のグレードになると思います。

その個体は、栃59ナンバー、平成24年まで有効な車検、低グレード、艶のある赤いボディカラー、素材色のバンパー、モール、ドアミラー、ハブキャップのみなオリジナルのスチールホイール、カローラのロゴが入ったフルタイプのシートカバーと完ぺきな条件が揃っていました。。

さらに今回見かけた個体の素晴らしさが伝わる特徴として・・・
90系カローラの下から3グレードのカスタムDX、DX、TXの3グレードにはリヤガーニッシュが付かず、DXとTXは艶消しの黒でその部分が塗られているのですが、大体、9年落ちぐらいになると剥げてしまっている事が多いのですが、この車はきちんと黒かったのです。(余談ですが、カスタムDXは車体色です。)
リペイントされている仕上がりでしたが、機能や錆にあまり関係ないところにまできちんと気を配っているという事は、とてもこの車を大切にされているのが伝わってきました。

23年間走り続けた事で、何故かアメリカンな雰囲気を醸し出すような、個性的な車として目に映ってしまいました。
運転されている方込みで、とても素敵な車に見えたんですよ。

補足
この7月に継続検査を受けているということは、25万円の種車にならずに今後も乗り続けてくれる意志の表れではないでしょうか。
20年以上前の低グレードなカローラだから、方々のハゲタカから狙われたのではないかと思います。

コロナの意外な効果

2010年07月27日 | クルマ
これは、当方には関係なく、I氏自身に振りかかった災難(?)について少々。

まず、勤め先で飛び入りで古い車が入庫になった時は結構な確率で担当になるそうです。
そんな理由で、20年超級の車を当方のコロナ以外にも定期的に見ている車は5台以上もあるとか。。

ディーラー的にも15年超級の車が結構な台数入庫して、リフトに載っている事があるらしく、古い車や中古購入した車でも、嫌がらずに点検・整備を受けているディーラーだからという事を重視して、新車購入して頂いたお客様もいるそうです。(車種は120系マークXの最終型とか)

I氏(現在は平成21年式のアルファードに乗っていたりする)には仕事内容に関して愚痴られたことがあります。
ある週の仕事は・・・
当方のではない、ST150型コロナセダン1.8セレクトサルーンの車検入庫で、法定点検とステアリング周りのガタの原因究明&修理。
コロナの部品待ちの間に、アイドリングで息つきをするSX70型マーク2のキャブターとEGR周りの清掃&調整。
コロナの部品(リビルトのステアリングラックとマウント類)組み付けと試走。
GZ20ソアラのメーター不点灯車の持ち込みを受けて、原因究明と電装屋さんへメーターユニットの外注修理依頼。
法人リース車の車検整備、タイミングベルト交換等など(これが、プレミオ、ベルタ、サクシード等の最近の車)。
修理から上がってきたソアラのメーター組み付けとコロナの納車前点検。
マーク2ワゴンLGグランデエディション(GX70G)の車検入庫。

「今週担当した個人所有車の最高年式が平成8年だったけど、70のマーク2ワゴンだったって、俺は何時のトヨペットに出勤したんだ!」

極端な週だからこそ当方に厭味ったらしく電話をしてきたのかもしれませんが、「平成20年代になって2台のST150を受け持っているってすごいだろ!」と合わせて聞かされました。

まぁこのディーラーは結構な台数のGX71型マーク2や初代ソアラだけでなく、50年規制でソレックス付きの18R-GUエンジン車が入庫しているところですからね。

補足
友人I氏はたまに、新車を売ったり営業からの要請を受けたりしたときには・・・
当方のコロナを話題にして、定期点検の大切さをアピールして、メンテナンスパスポートを売っているみたいですから。
車に長く乗る時代なんでしょうね。。23年落ちの車が日常の足としても使えているというのは説得力があるらしく・・・
話を聞いたお客様には、結構売れるみたいです。